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 『たむらあきこ吟行千句』へ向け吟行が主になっている昨今。古巣瓦版句会へは5,6年ほどしたらまたいち柳人としておじゃますることになると思います。句会でお会いするたびに手を振ったり、励ましてくださる同人、編集同人のみなさんにはこころから感謝しています。
 複数の柳友からのメールやお電話で、〝永久選者〟のあきこが今回〈咲くやこの花賞〉の選者に名前を連ねていないことを「どうして?」といぶかしがられるのね。当初はあいまいにお答えしていましたが、簡単に経緯を記して、あとはご想像にお任せいたします。
 そもそも〈咲くやこの花賞〉は平成22年度スタートなのですが、それまでに前会長が瓦版の会の改革に取り組まれいろいろと案を出してこられたのです。〈咲くやこの花賞〉についてもご相談を頂き、そのあと編集会に諮って細部を決められたのね。忌憚なく申し上げれば、前会長(とあきこ)が生みの親。
 22年度と23年度にあきこが優勝し、主催者側の関係者がこれ以上優勝するのは申し訳ないのでそのあと参加を遠慮しようと思い、前会長にご相談したのです。そのときは「優勝しないでかつ十位以内にとどまるように」ということで、参加。25年度は「ふつうにやれ」とのことで参加することにしました。この回の途中、編集会か校正会の帰りの懇親会の席上「三回優勝したら〈咲くやこの花賞〉の永久選者にする」ということを前会長が提案され、その場で反対の意見は出ませんでした。
 25年度に優勝したことで、平成26年3月の瓦版誌巻頭言に前会長が次のように書いておられます。以下、全文。
‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥
 第4回「咲くやこの花賞」はたむらあきこさんが受賞された(本誌12ページ参照)。第1回、第2回に続く3度目の受賞である。今回は終盤まで接戦で、どなたが優勝するか全く予想がつかなかった。投句者皆さんのご健闘を称えたい。なお、平均150名に及ぶ参加者の中での優勝3回は偉業である。たむらあきこさんには本年度以降の当欄選者になっていただく
 たむらあきこさんの入選句から抜粋
少しコトバを択んでわたくしを開く 森中惠美子選
残像のきみが墨絵になってゆく 嶋澤喜八郎選
黒黴(くろかび)か忍者なのかがわからない 森田 律子選
藁苞(わらづと)に粘る昨日の悔いその他 井上 一筒選
錆まとうまで毘盧遮那(びるしゃな)のふかい息 赤松ますみ選
見詰められることに慣れねばならぬ的 天根 夢草選

 第5回「咲くやこの花賞」の募集には、今までにない163名の応募があった。新家完司さん、たむらあきこさんのブログによる遠方からの参加者が多かったためで、今更ながらネットの力を痛感させられた。ご両人には改めて感謝の意を表したい。
 4月句会で受賞者の表彰を行う。受賞された方は万障繰り合わせご出席ください。なお、4月句会は4月7日(月曜)なのでお間違いなく。――前田 咲二
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 以上は、前会長の巻頭言であり、瓦版誌友同人はじめ〈咲くやこの花賞〉参加者のみなさまほかに対して公に書かれたものである。編集同人で清記の仕事があり、前会長からはあきこがいないと他の人に負担がかかるとのことでここ二回は選者から外れていた。この二月に編集同人を(申し出て、円満に)退かせていただいたが、あきこが〈咲くやこの花賞〉の選者を務めることは前会長のご遺志でもあった。
 このように、巻頭言で述べられた前会長の言葉すら、前会長のご逝去により蔑ろにされている。瓦版の会と〈咲くやこの花賞〉への信用にかかわることではないかとメールを返したのだが。真摯に務められた前会長がどれほど泉下でお嘆きのことか。

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