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※時間がないので、少々急いでまいります前田咲二先生はおだやかでいつもいい笑顔でいらっしゃいました。とてもやさしいかただったのです。怒りの表情は入院しておられたときに一、二度。落胆の表情は、栴檀木橋の上で、読売新聞の「よみうり時事川柳」欄選者としてわたしを推薦する届を新聞社に出しておくと念を押されたとき。同時に引き受けねばならない瓦版の後継者(会長)になることがむずかしいと思い、お断りしてしまったのです。硬い表情で下を向いて歩いておられた先生を、いまは申し訳なく思い出します。何事も明るく、前向きに考えられる大先生でした。

前田咲二遺句集 平成17年』【51】
えべっさん凭れかかっていいですか
村一つ消えて津波の浜がある
足向けて寝られぬ恩が一つある
腹へっていると魔法がよくかかる
ちゃっかりと自己宣伝をする祝辞
こんにちはと言えば逃げ出すランドセル
酒という名の親友がいてくれる
ブーメラン戻らなくてもいいんだよ
酒が入るととってもいい顔で笑う
中国が寝たころ靖国へ運ぶ

傘寿まだ上昇気流待っている
遠ざかる子の足音にある自信
わが家にもカミツキガメが一人居る
九条の行方を五紙で確かめる
もうあかん言うて何年生きている
賽銭に偽札使ったらあかん
タイムカプセル笑顔を一つ入れておく
黒潮の育ち魚には一家言
ぼくの影法師は眠ろうとしない
唇を読み眼を読んでいる介護

あなたへの傾斜だんだん深くなる
喪服脱ぎ女のさてが輝くよ
やがてやがてわたしも菊に包まれる
心を籠めて作り心をこめて売る
オブラートに包む少しの愛と毒
おやおやおや冬木が喋り始めたぞ
鍵穴の向こう十七歳の闇
飾らない言葉で訣別を告げる
植えたのはニンゲンですと杉が言う
ワンマンへ答を二つ用意する

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