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 「恋文」(こいぶみ)はいまはあまり使われることばではないが、愛を告白する手紙。現代ではラブレターが一般的だろう。愛を面と向かって告げられないとき、文章を綴って手紙にする。恋愛をテーマにした少し前の時代の文学で「恋文」が出てくることはよくある。古くは懸想文(けそうぶみ)といい、恋心を歌に詠んで紙にしたため、関係の草や木を添えて人づてに渡した。

 川柳マガジンの「如月賞」、お題が「恋文」だったことでたくさんの「恋文」と向き合っている。集中力がもたないので、300句程度を一纏めにして2日から読み続けている。いつも通りすべての句に〇△×を付けながら取り組んでいる。疲れると目を閉じて横になり、起きてまた続きを読んでいく。いま午前5時過ぎ(5日)、午前中に一回目を読み終えるつもり。新型コロナの影響でどこにも行けないことが、選に集中できる時間をくれている。昨日は しんぶん赤旗「読者の文芸」欄の投稿句も届いたので、今日はたぶん一日中選にかかりきりになるだろう。

 たくさんの「恋文」と向き合っていることで、自身のことも振りかえることがあった。「恋文」を初めてもらったのは中二。憧れの先輩に年賀状を出すと、ゲーテの『若きウェルテルの悩み』に挟んだ手紙を手渡されたのね。(医者になったが、早くに亡くなったらしいのね) 高一のときには、所属クラブの人から分厚い封筒が届いた。(家族で回し読みしたかも、笑) そのころが誰にとっても初恋の年ごろなのだろう。しばらく文通をした人もいる。いま思えばどれもちょっと恥ずかしいような、なつかしい思い出よね。そのあともいろいろ。(みなさん、思い出をありがとう!)

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