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 独身とは、ひと言でいうと「婚姻契約」がない人のこと。結婚とは、あえて言えば契約なのだから。未婚は結婚の経験がない独身であり、配偶者と離別や死別をした場合は未婚ではないので、独身と未婚はもちろんおなじではない。
 
 現代社会では、かなり多くのいわゆる適齢期の人が結婚しないか、もしくはできないという状態にあるのね。前者の、結婚への意思がないという人が多くなってきた社会というのが、いうところの非婚社会。しかし後者、結婚を望みながらそれが叶わないために独身ということも多いのね。非正規などの不安定雇用・低収入の人が増加、それらの人は結婚しても生活していけるだけの経済的余裕がないということがあるのね。そんなことで生涯未婚率が急激に上昇していて、これからも上昇し続けることが予測されているのだとか。
 
 結婚をあえて選択しない、自らの意思で結婚しない生き方・非婚とは結局のところどうなのか。非婚は、1980年代から新しいライフスタイルを表すことばとして使われるようになったのね。最近では、結婚した場合のリスク(デメリット)を考えると結婚しないほうがよいとして、非婚を選択する男女も多いとか。急激に進む非婚化・晩婚化がますます少子化を加速させてゆくことは間違いない。結婚を考えていた人も、40代を過ぎると結婚を諦めるという、非婚の方向にシフトすることも多い。
 
 非婚男性は、好きな人と結婚したとしても、自分の自由な時間や生活スタイルを変えることがイヤだと思っていることが多いというのね。非婚女性の場合は、恋愛はしたいけれども、結婚することで家事や子育てをするようになり、やはり自由な時間をもてなくなるのがイヤだと。相手の収入が低いと幼児がいても否応なく共働きになることもあり、そうなると自由な時間など望むべくもないのね。
 
 加えて非婚を望む人が、結婚に対していちばんイヤだと感じていることは、お互いの家族とのかかわりが増えることだというのね。面倒な付き合いが増える分だけ、無駄と思われる時間と出費が増えることになると。しかしそんなことで結婚を面倒に感じてしまうというのは、われわれの世代からみると信じられない、驚くべきことなのね。
 
 また非婚を望む人の中には、過去に付き合った異性や周りの異性のしていることを見て、異性が信用できないと感じていることも理由にあるのだとか。結婚していても他の異性と性的な関係をもつ人も、いまは男女を問わず多いようなのね。
 
 結婚を決意するについては、安定した生活を送れる経済的な保障がほしい。とくに産む性である女性にとっては、当然のことよね。そんなことをいろいろ考えているうちに、だんだん結婚に対しての明るい展望がなくなってくるのね。結婚しないことが、人生設計のうえでむしろリスクがないと感じている人もいる。たしかに結婚にはトラブルも多い。しかし、非婚を望む男女でも、子どもだけは欲しいと考えている人も多いのね。
 
 しかし子どもは放っておいたら育つわけではない。それまでには考えられなかった束縛を、両親とくに母親に与える。しかしそのくらいの代償を払ってでも、子育ては価値のある「第一義」的なものだと思うのね。子どもを産み育てることのすばらしさは、他の何にも代えがたい。非婚はともあれ、親になること、懸命に育てることはいろいろな意味で親である自分の目に見えぬ財産になるのです。
 
 フランスやスウェーデンでは、カップルの形態の多様化が進み、結婚しないカップル の間に生まれる婚外子が増加しているらしいのね。出生全体に占める婚外子の割合は、それぞれの国の最新年の統計でフランスで57%、 スウェーデンで55%とか。わずか2.3%の日本も、この先長い間にはそのようになっていくのかもしれない。社会の仕組みが変わっていけば非婚化という日本の現状も何とかなる。非婚もあながち悪いことではないかもしれない。
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