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濃紫(こむらさき)のいざないそれからの魔界 (たむらあきこ)
鬼の命日を刻(きざ)んでいる脳裏 (たむらあきこ)

 詩の韻律には外在律(がいざいりつ)と内在律(ないざいりつ)がある。定型を守る外在律だけが俳句や川柳など一行詩のリズムではないのね。内在律は自由律ともいわれる。たとえば自由律俳句についていうと、季題にとらわれず、感情の自由な律動を表現することに重点を置いているのね。内在律としてのリズムは表現のなかにあり、ことばそのものやことばによって連想される詩の世界につながっていくのね。

 川柳の定型5・7・5の基本からすこし外れているが、二句それぞれに独特のリズムがある。口に出して読んでみると感じていただけると思うが、それが内在律。定型のリズムもあるが、それとはべつに知に訴えるリズムとでもいうべきか。

けふもいちにち風を歩いてきた(種田山頭火)
この旅、果もない旅のつくつくぼうし(種田山頭火)

 山頭火(さんとうか、1882-1940)の俳句はこころの動きをそのまま、自由に表現しているのね。文語を避け、口語で表現しているのも特徴の一つ。現代人が山頭火の句に惹かれるのも、自然諷詠ではない “にんげん” の深層を詠む一行詩だからなのね。近年川柳と俳句のあいだに垣根がなくなってきたというのも、これら自由律俳句が突破口だったといえるのではないか。

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