川柳葦群創立20周年記念川柳大会 出席107名。事前投句1句、課題6句各2句出し。
事前投句:「雑詠」
課題:「水」「差す」「石」「掘る」「舟」「浮く」
本日の入選句。
輪廻転生水脈のなかにいる(横尾信雄選「水」)
差し向かいなのにことばが伝わらぬ(平井美智子選「差す」)
曼陀羅のなかへ走っていった舟(古谷龍太郎選「舟」)
浮雲かわたしか転生の途中(萩原奈津子選「浮く」)
物陰にさざめく逝ったひとの声(梅崎流青選「雑詠」)
本日の没句
ざらつきを流してくれている瀬音
ボクをさぐるように見ている碁石の目
掘り下げてみてもアナタが見えてこぬ
偶像のひとこと深掘りをされる
軋む舟板(ふないた)が支えてくれていた
ふいに浮く記憶にきみが生きている ほか2句
本日の没句のうち2句をストック。
つづきはあとで
Loading...
















































「浮雲かわたしか転生の途中」
「浮雲」と「わたし」が等価に並置され、その境界が溶け合うところにこの句の核心があると感じました。自意識の輪郭が曖昧になることで、個の述懐を超えた宇宙的な無常観へと開かれていきます。
注目したいのは「転生の途中」という把握。生も死もひとつの大きな循環における通過点に過ぎない——死さえ「途中」であるという認識が、この句の射程を深く決定しています。静謐にして力強い諦念が、短い言葉の中に凝縮された一句と感じます。
月波与生さま
なかなかオモシロイ句評だと感じました。
どこまでいってもきりのない奥深い川柳ですが、このように端的に評していただくと句を超えて見えてくる世界すらあるようです。
川柳も、AIとの協働生成まで行くのか行かないのか、それは分かりませんが、いまのところはまだまだ無理。
いまの川柳界には選者のレベルの問題があるので、この先AIにはまずそれらの選者をはじいてもらえるとありがたいですね。( ˘ω˘ )