一般に自殺とは、自分のいのちを絶つこと。自害、自死、自決、自裁などと言うが、自刃とも言うのね。昔は、武士などがけじめをつけるとき、切腹など自刃で命を絶つことも多かったのね。いまでは想像もつかないが、こうしてけじめをつけることで責任を全うする、といった厳しい武士としての意思表示とも言える。
ところで、自殺はさまざまな事情が絡み合って行われる。自殺と精神的な不調(とくに抑うつとアルコール濫用)は関係があるという。自殺の多くは、ストレスが対処能力を超えてしまい、破綻状態となったときに衝動的に行われるのね。(たとえば経済的苦境、病気とそれに伴う疼痛が長期化したときなど。)
日本の自殺率は1998年以降急激に悪化したらしいが、2010年代以降改善傾向に入ったとか。しかし、世界の中でみるといまなお自殺率は高いのね。ところで、あきこには自刃を詠んだ句がいくつかある。下記は『たむらあきこ吟行千句』から。
秀次自刃の間からきのうが赤をだす
入定(にゅうじょう)の地に鶏頭の赤こぼす
蔵王堂(ざおうどう)の自害に遠く花の下
はなびらも自刃も一閃の白か
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