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 もういちど宮島へ行きたい。10月16日の吟行で、時間の関係で行けていない弥山(みせん)に登ってみたいということが一つ。宮島をもっと歩きたいのね。これだけ歴史のある島は一度行っただけではなにも分からないということ。伊勢神宮周辺は歩き尽くしたが、厳島神社周辺にも魅力を感じているのね。歴史的建造物の存在する風景とは、それだけ奥行きの深いものなのね。

 歌枕すなわち有名な和歌に詠まれた土地(名所)を訪れ、古人を偲んで詠むという伝統が日本にはあるのね。日本では風景の原義は風光であり、景そのものではなく風と光の織りなすものといった意味があるというのね。景観と比較して、風景は自然が中心で、人造物は点景。景観と同じく、風景もこれを鑑賞できる一定の教養を前提にしているので、その水準での主観性をもつのね。風景ということばは景観よりも柔らかで、心情的な響きがある。川柳でもよく使われる「原風景」は作者のこころに内在する風景よね。

 自然や人造物の一部を風景ととらえ、美的感性によって観察、評価する文化的態度があるのね。和歌や俳句なども風景鑑賞の文化を背景に発展したといえるのではないか。風景とは自然と人間との間につくられる関係で、我われは風景に独特の意味を与えてそれぞれの思想を表現するのね。あきこの川柳吟行もそうしたもので、風光明媚な地域は無数に存在するだろうが、その中でも和歌などにうたわれ、画にも描かれたようなところに先人の影を拾いあげて詠んできたわけです。

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