人生には持ち時間がある。持ち時間が公平かというと、そうではない。100歳を超えて生きる人もいれば成人を迎えることもできず世を去る人もいるのね。まだ秒読みというわけではないが、そろそろ終活ということばが脳裏に浮かぶ。
メメント・モリは、ラテン語で“自分が(いつか)かならず死ぬことを忘れるな”という意味の警句なのね。芸術作品のモチーフとして広く使われている。古代ローマでは、将軍が凱旋式のパレードを行った際に、将軍の後ろに立つ使用人は“将軍は今日絶頂にあるが、明日はそうであるかどうかわからない”ということを思い起こさせる役目を担当していたのだとか。「メメント・モリ」と言うことによって、将軍にそれを思い起こさせていたというのね。
わたしは川柳人である。ここまで来たら、ライフワークとして自身の川柳の完成を目指すしかない。(ほかのことをする時間的余裕がない。)そのことこそが、生き甲斐でもある。いわゆる文芸川柳なので、今秋出版の『たむらあきこ川柳吟行千句』にしても面白可笑しいものではなく、どれだけの読者がおられるか、そこは分からない。いち川柳人の渾身の仕事として遺す作品になる。純文学としての川柳を目指しているのである。
川柳界に投げかけるあきこの仕事として、これからは出版毎に全日本川柳協会主催の川柳文学賞にも応募、作品を世に問うていくことも考えている。とまれ、朝目覚めるごとに仕事があることは至福。残り時間の多寡は分からないが、充実している。
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