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 常識がつねに正しいとは限らない。ほんとうのところ、いちばん幸せなのは一人暮らしだというのね。家族で一緒に暮らすことが幸せだというかつての常識は崩れかけているのである。
 
 かなり前になるが、ある医師が60歳以上の男女1,000人強に健康意識や生活満足度に関するアンケート調査(平成25~27年)を行なったところ、結果はなんと、60代から90代までのすべての年代において独居の人の生活満足度は家族と同居する人のそれよりも高かったというのね。つまり、老後はひとりがいちばん幸せという結果が出たということ。こうした結果について、生活の自由度が高いということが満足の要因として大きいのではないかと考えられるというのね。
 
 結局自分のペースで老いと向き合えるということがたいせつなのではないか。もちろん子や孫との同居がよくないとまでは言わないが、若い世代と一緒に暮らしているとつい頼りたくなってしまうかもしれない。たいせつにされたらされたで、人間は使わなくなった能力から衰えていくということがある。そばにいて頼れると思うことで、衰えが早くなってしまうリスクがあるということ。
 
 いまは人生100年時代、老後にひとりになる可能性はだれもが抱えている。もし独居となった場合に、どのような心構えなら充実した一人暮らしを送れるか。一人ぽつんと生きるのではなく、周囲と関わりながら独立心をもって生きることがたいせつ。子世代に負担をかけないためにも、何か打ち込める趣味などが要る。その趣味も、自分一人で完結するものよりは趣味を通じて友人ができ、また野菜作りのようにお裾分けして周囲に喜んでもらえることなどが望ましい。そこから人間関係の輪も広がっていくことだろう。
 
 ストレスがない老後が望ましいのは言うまでもない。一人暮らし18年のベテランあきこの本音をもらすと、どう考えてもいちばんストレスがないのは一人暮らしなのね。いまの暮らしをぎりぎりまで続けて、あとはどこかの施設に入るということになるのかな。いまは介護保険もあることだし、なんとかなるだろうとは思っているのね。

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