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2月いっぱいで抄出を終えるため、急いでいます。平成6年に入って、1月~3月に先生の出席された句会は川柳瓦版の会、番傘川柳本社、だいとう番傘、番傘折鶴、番傘人間座、番傘いざよい会、くらわんか番傘。(句会名をこれからときどき書いてまいります)

前田咲二遺句集 平成6年』❿
おせち料理の片付け役をしています
寿命ではかなわぬ妻を立てておく
骨太い手で書く嘘のない日記
黙って食っているのがほんとうの通だ
よう笑いはる呆けてきたんやないやろか
冗談に笑ってくれるのは味方
補聴器をつけると神の声がする
膝枕 近い別れを知っている
傘立てに独りの傘がぬれている
噴水の高さで構想が消える

髪に霜 男の業を舞いつづけ
訣別へ枕なんども裏返す
自分史を破り棄てたいときがある
妻の笑顔 妻は疲れているんだな
あなたは楷書わたし草書で添うてます
黍団子一つじゃ割りに合わぬ犬
缶ビールこつんふたりの祝いです
快気祝い届きほどなく逝かはった
働きつめた指を静かに胸に組む
荒れた手で守る母子の暮らしの火

微笑めばほほえみかえす埴輪の目
二階へあがる妻の怒っている音だ
なっとうたべるならくちづけはしないから
シュプレヒコールのまっただ中に杭を打つ
男じゃないかおやじの声が耳にある
七つ釦のメロディーいまも血が騒ぐ
探しつづけていたのはきっとおんなの膝
竹を割る竹を編む竹生きている
千の手のなかにわたしの手を探す
子の画布に親の願いを塗りすぎる

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川柳の横綱・前田咲二遺句集(平成6年)❿‥《微笑めばほほえみかえす埴輪の目》 平成6年度に入ります”にコメントをどうぞ

  1. 昌紀 on 2019年1月14日 at 10:32 PM :

    食べて寝て起きてさてすることがない
    快気祝い届きほどなく逝かはった
    二階へあがる妻の怒っている音だ

     番傘の番付表を見て、番傘同人と勝手に決めつけていました。

    • たむら あきこ on 2019年1月15日 at 6:02 AM :

      昌紀さま
      はい。
      そういうことで。
      頭が良すぎて、あわてんぼうなのよね~(笑)。
      謎というほどのことはないので、先生のことで分からないことがあれば聞いて。
      答えられる範囲でお答えいたします。(*^^*)

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