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 青い森鉄道青森駅を8時33分発。9時17分、野辺地着。JR快速下北・大湊行に乗り換えまで1時間ほどあるので、駅舎を出て近くでこの辺りの物産を見て回ったあと、冷房の効いた一室でしばらく休憩。
 10時22分発。左手の陸奥湾の反りを感じながら、緑の中を走る。11時7分、下北着。

下北駅

 駅舎を出てすぐ横のバス停 下北駅前(下北交通)まで。下北交通・恐山線は冬期運休(恐山開山は5月1日から10月31日まで)。11時58分、恐山着。バスが恐山に着く少し前、車内に硫黄臭。すぐ左手に宇曾利湖(うそりこ)が見えてきた。  しばらく恐山バス停前の休憩所(待合所?)で休む。この暑さではどうしたものかと、思案。恐山境内を歩くにも、帽子くらいでは日差しをしのげない。水分補給に野辺地で買ってきた水のペットボトルを飲み切って、そこに水道水を満たす。首筋から下着にしみるように水を滴らす。この暑さでは、気化熱で体温を下げねば恐山の荒涼たる石積みのあいだを上り下りしきれないだろう。タオルにも充分水を吸わせ、首に巻き付ける。
 入山受付所で入山料(500円)を支払い、総門へ。左右の永代常夜燈に挟まれた道をまっすぐ山門へ。
 山門を出たところに腰掛けて再び休憩。和歌山に娘を嫁がせているという土地の人らしい老人とすこし話す。

古滝の湯

 湯小屋の話。「昔は、みんな(湯に)入っていたもんじゃ」と。あと、覚悟を決めて立ち上がり(大層な言い方でもないんですよ)、まっすぐ本尊安置地蔵殿まで。
 左手に抜けて、無間地獄の方へ歩いてゆく。血の池地獄から賽の河原…。あっという間に湿らせていた下着も服も乾く。暑さであまり人が歩いていないので、極楽浜に出たあとはより注意(倒れたりしないように)、一歩ずつ足元を確かめながら歩く。硫黄臭。暑さもあって、気分が悪くなる。
 極楽浜でしばらく休憩。順路を少し逸れて戻ったり、炎天を一時間弱歩いただろうか。宇曾利湖に指先を浸してみたが、湖水が生ぬるかった。延命地蔵尊の背中を見ながら修羅王地獄を出ると境内の建物が見え、やれやれ。イタコのテントが見えたので、傍に行くと低くイタコの声が聞こえる。この暑さにじっと口寄せの順番を待つ人々を横目に本堂(供養の道場)まで。休憩。
 ふと思いついて、境内の 古滝の湯へ。湯小屋を覗くと、女性一人が湯に浸かっているのみ。「どうですか?」と聞くと、「きもちいいよ~」と。入ってみることにした。

古滝の湯(恐山境内にある、かけ流しの温泉)

   洗い桶に湯を掬い、水で割って身体を流すと、なんと一、二度で、石鹸も使っていないのにサラリと汗が取れる。かけ流しの高温の温泉だが、湯ぶねにどんどん水を足して適温にすることができた。「…」。あちこちの温泉に行ったが、これほどの湯はそうない。ヒノキの湯小屋は清潔、至福の時間だった。まさかこんなところでこんな温泉に出合えるとは!
 青森までの時間を考えて、15時50分発の下北行バスに乗車。下北-野辺地-青森と乗り継ぐ。青森着18時56分。駅近くの 帆立小屋にてまぐろ丼の夕食(1,350円。ウニ まぐろ丼が売り切れだったのね↼ウニがあきらめきれない🐈)。連泊のホテルまで。

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7月21日(2017)、炎天の恐山へ‥《炎天の石か骨かと恐山》”にコメントをどうぞ

  1. 加代 on 2017年7月26日 at 10:50 AM :

    「古滝の湯」悩める女ひとり・・・
    外見も中も趣きがあっていいですね~
    行ってみたくなりました。

    • たむら あきこ on 2017年7月26日 at 11:16 AM :

      加代さま
      いいですね~。 (^^;)
      この温泉で、疲れが飛んだのね~。
      境内にある温泉ですから、簡単な棚に脱いだ服をまとめておくだけ。
      ロッカーとかないのね。
      ただ湯を味わうだけ。
      和歌山の山奥につぼ湯?だったか、有名な温泉があるんですが。
      かなりの熱い湯で、そこも水を差して入るんですが。
      これぞ温泉!のホンモノ感に感動しました。
      恐山の温泉は無料。

  2. 田村 ひろ子 on 2017年7月26日 at 5:25 PM :

    あきこさま
    暑さとたたかいながらも、その土地土地にやさしくふれていらしたのですね。元気に帰られたご様子にほっとしております。
    私は30年ほど前の夏に恐山に行きました。30年たつと恐山もずいぶん変わっていることでしょう。賽の河原の小さな石積みの上に挿してある、赤いプラスチックの風車が「カラカラ」音を立てていたことを思い出します。
    句をたのしみにしております。
    お疲れのでませんように!!

    22日から淡路島ですごし、先ほど帰宅しました。

    • たむら あきこ on 2017年7月26日 at 5:52 PM :

      田村 ひろ子さま
      そうですか。
      恐山に行かれたことがあるのですか~。
      30年前というと、まだ〇〇代ですよね~。
      恐山は、たぶんその時と比べてかなり観光地化していると思います。
      観光バスが着くのですから。
      なので、その頃の方がたぶんインスピレーションを貰えたかも知れませんね~。

      でも、今回はあまりの暑さで人がいなかったのが幸いしました。
      熱中症にならないか心配なほどだったので、極楽浜からあとは後ろにいないのね。引き返したのではないかな。
      男性一人にだけ、追い抜いて行かれましたが。
      感じるものは感じ取れたかも知れません。

      淡路島には、二週間ほど滞在したことがあるのね。
      もう十四年前になるかな。
      ファスティング、です、あはは。

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