井丸昌紀川柳句集『ネオンきらきら』より抄出15句
あご撫でてじゃりじゃり今日も生きている
えら呼吸できる人にはかなわない
ピリオドを打つのが下手でまだ独り
浮けないが沈み方なら知っている
振り上げた拳こっそり下げておく
ひとつふたつみっつたくさんいい国だ
駄目押しにピリオドふたつ打っておく
ものさしを変えて愉快に生きている
口説くつもりなかったけれど酔うまでは
縄のれんついふらふらと召し捕られ
酒タバコやめろと言われ医者変える
ネオンきらきらちょっと漂うことにする
掴みよい形をしてる不仕合せ
真っ直ぐな線を引くから嫌われる
春の宵書き出してみる母の恩
‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥ ‥
井丸昌紀氏は川柳瓦版の会同人。1955年生まれ。〈あとがき〉に川柳は平成9年朝日新聞大阪版「朝日なにわ柳壇」の投稿に始まった、とある。新聞柳壇からという方は多いが、氏もその例に洩れなかったということ。〈あとがき〉までユーモアたっぷり、肩肘張っていないところがいかにも氏らしくて、よい。最後に「多分多くの人たちと同様、川柳を楽しむというより、川柳に苦しめられている今日この頃である。」と括ってあるのには、つい笑ってしまった。
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ありがとうございます。
綺麗なカバーを付けてもらって活字になると、下手な句もまんざらでもないように見えてくるので不思議です。
ブログを読んだ方からの感想がメールで届いたので。そのままお伝えしますね~。(^_-;
井丸昌紀川柳句集『ネオンきらきら』よりの、あきこさんの抄出句には、老生でもわかる作品が多いので楽しめました。
また、「わたくし」といふ語彙を省いて「私」を詠む手法や、五七五の韻律を楽々とこなす姿勢などに、豊かな才能と、大人(おとな)のゆとりが感じられますね。
昌紀さま
らしさ、が出ていて、いい句集ですよ~。
肩の力が抜けていて、なかなか、さっぱりと男らしいし。
もうちょっと書き足そうと思いながら寝てしまったのね~。
書き足しますから、あとでもう一度訪問してね~。 モイチド(*^_^*)キテネ~
ブログを読んだ方
身に余るお褒めの言葉、ありがとうございます。
あきこ様
「らしさ」は僕にとっては、うれしいお言葉です。
これを追求しつつも、一方で「らしくないところ」も発掘していきたいと思います。