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 滝に入って行う修行のことを滝行(たきぎょう)というのね。滝行の定義は「滝場に顕現する神仏や諸霊への畏怖・畏敬の念に基づき、滝の水流を全身に受けることにより、 心身を鍛錬する日本の伝統的な身体技法」なのね。

 『古事記』『日本書紀』の中に禊(みそぎ)の様子が書かれている。奈良時代に役小角(えんのおづぬ)を開祖とする修験道(しゅげんどう)が全国に広まり、その修行方法の一つとして水行・滝行が行われるようになったというのね。あくまでも伝承であるが、裸形上人による那智滝での滝行が始まりとされる。

 色々な方法があるが、大きく分けて激しく流れる水の下に行く場合と、周辺にたまっている水につかる場合とがあるようなのね。滝つぼに入り気合を入れる。はじめは冷たさや衝撃で苦しいが、それをこらえると徐々に苦しさが消えてゆき水に打たれる感覚だけが残るとか。滝から出て体を拭き、暖める。それが滝行。「滝」は、日本人の精神文化の象徴の一つと言ってよいだろう。

 上記のことを心にとめて下記15句を味わっていただきたい。

あの世からこの世に響く滝の音 辻葉
滝音にあの世この世が往き来する 菱木誠
人間に疲れて滝になりました 嶋澤喜八郎
落ちていく滝は黙して語らない 嶋澤喜八郎
滝壺に真っ直ぐ落ちてゆく月日 板垣 孝志

滝の音ゴウゴウ恋闇を抜ける 情野千里
何もかもかなぐり捨てて滝になる 嶋澤喜八郎
魂を洗えと滝が落ちてくる 笹倉良一
晩秋の滝に佇むとき 独り 安田翔光
滝壺の往還うつし世が離(さか)る たむらあきこ

見上げれば滝は心に落ちてくる 高橋操子
滝音がひびくあなたの遺影から たむらあきこ
滝になる前は普通の川だった 嶋澤喜八郎
神さまの姿で滝はおりてくる 赤松ますみ
滝音をひろげるたましいのなかへ たむらあきこ

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