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川柳の句会に出るために京阪神に出かけるようになって6年。いまは主に全国の著名な大会への参加を心掛けている。

さ来年には2冊目の句集出版を予定している。書名は『魂のうた』。6年間のさまざまな句会への旅は<私の中への旅>だったと思う。

わたくしに真水を足してくれる旅

わたくしのかたちに開かねばならぬ

上は新家完司氏、下は小島蘭幸氏に大会で(秀句に)採っていただいた句。この2つの句の内容が、わたしの旅の目的のすべてである。

短歌に始まり、詩、俳句を経て川柳に辿り着いた。いろいろな方の川柳に触れ、ふかい思索に繋がるものを戴いてきた。

「わたくしのかたち」は川柳を書く者として当然ながら句作の闘いの中から見いだしてゆくべきものである。

心に響いた句を挙げることはそのまま、「わたくしのかたち」を探ることに繋がるかも知れない。

諦めたとき美しくなるこの世

長袖を手首出てくるまでが夢

上が新家完司氏、下がなかはられいこ氏の作品。優れた句は心に届き、感動をもたらしてくれる。

淋しい顔の女淋しい耳をもつ

前田咲二氏の作品。このような句と対話しながら自らも作句する夜の楽しみが尽きることはない。

<私の中への旅>である。

                                  (昨年川柳塔わかやま吟社12月号に掲載された一文から抜粋)

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