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オニタビラコ

 3月3日から富士山周辺吟行、直行の7日の瓦版句会のあと骨折、8日深夜1時頃ギブスをつけて病院からタクシーで帰宅。その日は痛みで動けず、ベランダの鉢植えに水を遣ることをすっかり忘れていた。翌日気付いたのだが、当然どの鉢植えも元気がなかった。一つの鉢に草が伸びていた。植物の名に疎いので名は書けないが、よく道端で見かける黄色い花をつける草である。萎びているのだが、引き抜く気になれず、その草にも充分に水を遣っておいた。

 骨折で室内を這っている状態なので、そのあとカーテンを閉め切ったまま。14日にまた気付いて、水遣り。カーテンを閉めて本日21日まで。また萎びている。水を遣ると数時間後には、とくに草が生き生きと、気のせいか数時間で随分大きくなったような気がした。可愛い。草とはいえこれも紛れもないいのちなのだと

 草は自らを雑草だなどと思っていない。人間と同じように、草も宇宙のいのちである。大きないのちの根源から生まれ、この世に現れ、輝いているのだ。雑草と一括りにしがちな人間の尺度を取り去ると、違うものが見えてくる。草だとしてもそのいのちに手を合わせたくなる。

 人間も雑草といわれる草もいのちのもとは同じ。雑草という名の草はこの世に存在しない。人間が、栽培する作物や利用する草花以外の草を雑草と呼んでいるに過ぎない。雑草とは、私たちがあまりよく知らない草たちのことなのだ。これから雑草を見つけたら植物図鑑で名前や特徴を調べてみたい。名前を覚えれば親しみもわいてくることだろう。まるで友だちが出来たように。

 いつもは草を無慈悲に引き抜いている私である。今回このような気持ちになったのも、くるぶしの骨折という大きな怪我をして、その痛みから草のいのちにもふだんはない哀れみを覚えたということだろうか

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