Loading...Loading...

護摩壇山吟行30句(2019/11/3)
山上に謎解き維盛(これもり)の記憶
中腹がひたすら傾いてささえ
納得が大峰山系をなぞる
スカイライン沿いまだ秋の塗りはじめ
展望台あたり自在が吹きわたる
パノラマのなかにきのうが入りこむ
ひと休みするときのうがまた絡む
ミズナラもわたしも枯れてゆく途中
かぜにながされ糸口が攫(つか)めない
ごまさんスカイタワーきのうの護摩をたく

煩悩を焼く火がわたくしを捲る
落ちのびてあたりを低くする貴人
滅亡のあしたへ下りてゆくけむり
火中への供物がひらひらとまがる
智慧の火がわたしの業をあぶりだす
柴燈護摩(さいとう・ごま)だろうきのうを焚いたのは
白壺赤壺あたりにいまはかぜもない
染められたまま赤壺も白壺も
小森谷渓谷ながれだすきのう
衛門嘉門の滝にはかぜも届かない

ひと区切りつけミズナラの黄へもどる
ゆく末の水が窪みに張っている
八方に貴人を語りだす木立
やがて車もこぬ人影もないところ
逢っていることを終点とはできぬ
意のままにならずきのうに囲まれる
屋敷跡前の清流からも声
水を蓄えたことばがかぜになる
祠(ほこら)ひとつ墓と伝わるうつくしく
役小角(えんのおづぬ)を走らせている送受信

ポストする LINEで送る ブックマーク
❤️ ひざポン
ありがとう!

気軽にポチっと
どうぞ(無記名)

  初心の頃に惹かれた川柳                  加藤  当白  趣味と娯楽の違い-「趣味とは向上の苦しみが伴う愉しみ。娯楽とは向上の苦しみが伴わない愉しみ」。こんな言い得て妙な一節を読ん... 「ブログの読者からの投稿❸‥「初心の頃に惹かれた川柳」(加藤 当白)」の続きを読む
 南海和歌山市駅9時発の特急サザンでなんばまで。大阪メトロ御堂筋線で梅田まで。阪急宝塚線で曽根まで。徒歩7分、豊中市立中央公民館まで。愿、まさじ、舞、誠、良一、美智子、智彦、律子、喜八郎、かこ、ふさゑ... 「第61回 豊中市民川柳大会‥《亀裂ほどほど朝には朝の米をとぐ》」の続きを読む
 何年間このドトールにお世話になったか? ここで作句・推敲、ほか仕事少々と、毎日のように一時間以上客のあまりこない時間帯を見はからって濃い時間を過ごしていた。ここで生まれた句は二万句近いのではないか。... 「ショック!‥いつものドトールが来月29日までで閉店」の続きを読む
 南海和歌山市駅11時発の特急サザンで天下茶屋まで。車内にて推敲。高野線に乗り換えて堺東まで。改札口近くのいつもの喫茶店でランチ、13時まで推敲。徒歩3分、東洋ビルディング4F7号室まで。浩子、明子、... 「(2019)堺番傘11月句会‥《終章の加速へうろたえてならぬ》」の続きを読む
 限界集落とは、過疎化で半数以上が65歳以上の高齢者の集落。政府調査では、2015年度時点で全国に1万5568あるとか。高齢者が中心となった集落では、最終的に集落の維持がむずかしくなり、無人化。共同体... 「〈限界集落〉のままにしてはいけない」の続きを読む
 『たむらあきこ吟行千句』のさいごは 山頭火吟行と思っている。体力的にも、しっかり歩けるのはあと二年くらいだろう。いままで詠んだ句を繰り返し推敲しながら、吟行は同時進行ということになる。これから山頭火... 「「山頭火吟行」は来年4月(から)」の続きを読む
Copyright All rights reserved. SHINYOKAN PUBLISHING illustration by Nakaoka.K