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 実家は、両親ともに教職。亡母は歌人で亡父も若い頃から短歌や俳句を詠んでいたのね。そういう環境で育ったこともあり、短歌は12歳頃から新聞(和歌山版)に投稿していた。

 つぎは、14歳頃、奈良方面への家族旅行で詠んだ歌。
  葉桜になりつつ花の残れるが玻璃(はり)越しに見ゆ旅の朝明け
 (亡父がほめてくれたので、初期の歌としてとくに憶えているのね) 平成19年9月だったか、この歌を堺番傘句会出席の前、午前中出席していた点鐘勉強会のみなさんとご一緒の喫茶店で墨作二郎氏に(「どんな歌や」と訊かれて)書いてお見せすると、「分かってるな」と。そのとき同席された前田咲二先生が黙ってわたしをご覧になったのね。

 その日、堺番傘句会の途中、「句会の帰りに瓦版の編集部と蕎麦を食べにいきませんか」と書かれた句箋のような紙を、前田先生からさらりと渡されたのです。(机の上に置かれたのね) その日は同行するかたがいて、お手洗いで時間を取って、待っていてくださるという入り口に降りていったときにはもう誰もおられなかったのね。帰ってから、いただいた柳誌の裏のご住所にお詫びの電話を入れた。いろいろと訊かれ、なんと、長い話になったのね。俳句から短歌、さいごに川柳(わたしは、短歌から俳句、さいごに川柳)と、なんとわたしとよく似た軌跡を辿ってこられたのが前田咲二という天才だったのです。

続きは次回

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