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 師・前田咲二は、読売新聞関西版「よみうり時事川柳」の選者を、ご病気で倒れるまで十年足らず務められた。同欄は「川柳瓦版の会」の会長が兼任することになっているのね。平成19年の秋、「(瓦版の)後継者として来てくれ。交通費も同人費も(こちらで)もつから、来てくれるだけでいい」との熱心なご依頼があり、それから編集同人として足かけ十年、瓦版の会を支えさせていただいたのです。

 いまでも「よみうり時事川柳」といえば、『(あきこが)引き継いでいたはずなのに』と思うのね。(先生には申し訳なかったが、「新聞社へあんたの名前を届けておくぞ」とおっしゃるのを、現代表から●●されていたこともあり、お断りさせていただいたのです。) 退会してからは、フリーで作句第一としていた。そこへ しんぶん赤旗から頼まれて「読者の文芸」欄の選者を引き受けさせていただくことになったのね。

 ありがたいことに、好評。もともと時事川柳を詠むつもりは全然なかったのに、時事川柳専門結社の瓦版で鍛えられたのね。しかも“東の横綱”が師匠!!、笑。その経験がいま役に立っているということ。(しんぶん赤旗も、ほぼ時事川柳なのね。) ここでの選に瓦版の会での経験が生きているということ。天国の先生に、そのことを感謝するのね。

 よみうり時事川柳と比べこちらのよいところは、選者の寸評が入るところ。寸評が入ると、選者と作者を含む読者との間にこころの「対話」が成立する。前田先生は達吟家だったが、同時に名文をものされた。 先生の寸評が付けば当時の「よみうり時事川柳」がさらに人気の欄になっていただろうと、それが惜しいのね。享年92。もっともっと生きていていただきたかった。いろいろと思いだすが、やさしくて飄々として、ほんとうに仙人のような先生だったのね。(句には、キビシカッタ。)

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