Loading...Loading...

 現代表のことを前田先生は庇っておられた。(本人は分かっていない。) 10年以上も前のことでもう時効なので書くが、「瓦版賞」(だったか?)という時事川柳の賞(連作10句)を設けられたことがある。1回きりで終わったのだが、そのワケは現代表にある。尾藤三柳先生ほか、前田先生のめがねにかなう高名な川柳家に選者をお願いしたのだが、なんと(というか当然)、そのどなたの選にも現代表の作品は入らなかったのである。

 もともとどの句会大会でもほとんど入選しない現代表の句は、当然全国的などの選者からも認められなかった。それを先生は、(一応瓦版編集人の作品ということで)「こんな句をええと思とるんや」と嘆かれながらも、懊悩のすえ、仕方なく会のために先生選では1位とされたのね。(1位でも総合点で足りないので、作品が発表誌に記載されることはないからなのね。) このこともあり、「瓦版賞」は1回きりで終わってしまったのです。

 ちなみに、各選者への謝礼も前田先生は自腹を切っておられた。当時瓦版の会は赤字で、そういう費用も出なかったのね。先生は会を立て直すためにいろいろと考えておられた。もともとプライドの高い会なので金銭のことはあまり言わず、累計的に赤字になってしまったのではないかという印象をもっている。(財政面では、○子さんががんばって立て直して下さったのね。)

 瓦版の会は伝統のある立派な会であり、前田先生はユーモアたっぷりの飄々としたサムライだったが、現代表のすることには問題がある。瓦版後継者にならないのはわたしの意思だったとしても、「咲くやこの花賞」の選者まで強引に切ってきた。この賞は、ほかでもない前田先生から直接ご相談を受けて始まった賞であり、優勝4回のわたしは永久選者。先生も巻頭言にハッキリ書いておられる。わたしはめったに怒ることはないが、忍耐にも限度がある。

ポストする LINEで送る ブックマーク
❤️ ひざポン
ありがとう!

気軽にポチっと
どうぞ(無記名)

円卓の中で踊っている詭弁(きべん)  平井美智子 QRコードの中で踊る罠  大嶋都嗣子 花筏桜のラストダンスだな  松田順久 ゼンマイを巻いて下さい踊ります  坪井環 コンニャクのように踊っていいです... 「懸賞川柳2021「川柳睦月賞(お題「踊る」)」、(各選者の”天”“地”“人”“秀逸”の)入選句から抄出20句」の続きを読む
 「川柳如月賞」から出句はしばらくお休み。『たむらあきこ吟行千句』のさいごの詰めにかかっているからなのね。約一万五千句の中からの千百句ほど。それが終わって、新葉館出版さんに原稿をお預けしたらまた始めま... 「懸賞川柳2021「川柳睦月賞」、(あきこの)結果」の続きを読む
 瓦版の会へのボランティア(笑、しかもお金のかかる)を足かけ十年も続けていたことにわれながら感心している。同人になることを承諾したのは、前田咲二先生に「後継者として来てくれ。あんたのようなふつうの川柳... 「(つづき)瓦版の会退会」の続きを読む
(23日のつづき)栴檀木橋の上。(「いつまでも瓦版にはいない」と申し上げたわたしに)呆然とされている(ように見えた)前田咲二先生。「○○(現代表)といっしょにやっていくのは無理なのね。でも、あいだに一... 「瓦版の会退会」の続きを読む
日ざしは春なのに、風が吹き止まない。 主(あるじ)のいなくなった医院には、鳥が巣作りを始めた。 終日の雨嵐が去り、夜の闇が深い。 人が壁と言うものは、この闇のようなもの。 ここに立ちつくす意志が、あか... 「詩3篇(小堀 邦夫)」の続きを読む
例えればそうネあなたは森氏的  広島県 北村 善昭  〈評〉ジェンダーギャップ指数が先進国で最下位の日本。女性蔑視の本音がポロリこぼれた、森喜朗発言。 「わきまえない」人と女性を一括り  埼玉県 福家... 「しんぶん赤旗、「読者の文芸」川柳欄(3月16日(火)付、たむらあきこ選)」の続きを読む
Copyright All rights reserved. SHINYOKAN PUBLISHING illustration by Nakaoka.K