墨作二郎氏のお誘いもあり、初めて点鐘勉強会に行かせていただいたのは6、7年前。制限時間15分の出句無制限で、席題3題ずつ、第1ラウンド、第2ラウンドと計6題の作句。15分でだいたい20句くらいは詠んだかと思う。スリリングかつエキサイティングな経験を積ませていただいた。すぐに点鐘散歩会へも参加させていただくようになった。
多作はこの会への参加をきっかけとして始まった。あまり頭を通さないというか、感覚的に言葉を拾っていく作句法。ただ推敲の時間がないのが辛い。完全主義的なところがあり、納得していない自句はたとえ勉強会といえども清記されてしまうのが辛い。句意が単純でないことも、推敲を経ずに出したくない理由。それでも点鐘散歩会で身に付けた多作は、句会大会の兼題席題の作句に大いに役立っている。
時間があれば句が詠めるというものではない。むしろ句会当日の短い時間帯での作句のほうが集中して詠める。当日の朝起床後すぐ、使用済みの紙の裏に兼題を書き出す。兼題を類語辞典で引いて、置き換えられる言葉をいくつか書き出してみる。例えば、兼題が「的」なら「標的・目印・狙い・対象・目標」などを書き出しておく。5句ぐらいは思い付くが、すぐに発想が枯渇するので、頭の中の一つのエリアに言葉を溜めておく。辞書や小説など、どこでも目に付いた言葉はその都度なるべく溜め込んでいく。二物衝撃ではないが、掛け合わせることによって無限の発想を引き出すことができる。
文芸川柳であるから、言葉の選択にはよくよく心を遣わねばならない。一句に品格が備わるか否かは、言葉の選択にもかかっている。世俗的な言葉を使って内容に品格を持たせようとしても、凡そは無理なことである。何を詠みたいのか、先ずは自分の川柳のテーマをいくつか持つことだろう。
Loading...
















































文芸川柳の具体的な作句法を教えていただきましてありがとうございます。自分なりにそれなりに作句していますが多作方法は勉強になりました。
「何を詠みたいのか、先ずは自分の川柳のテーマをいくつか持つことだろう。」納得です。
加代さま
作句法については、常にいろいろと模索しているところです。
みなさま、ご自分に合った方法があると思います。必ずこうしなければならないということはないので。
参考にして下さる方があればと書いています。
川柳が短歌や俳句の下に就くものとされてしまうのは一番情けないこと。お互いにがんばりたいと思います。