今回作者名が気になっていたのは、秀2の句。昨日久美子さんに頂いたコメントの返信に、『今回は秀2の作者が誰なのか、明日の発表を楽しみにしています。かなりの手だれと見ています。秀1には無難な句を採らせていただきました。』とさせていただいた通りである。
焦って焦って日がな海鼠になっている
蓋を開ければ岩根彰子さんの句だった。「手だれ」というのはあたっていたわけである。この句を秀1に頂くには2つの引っかかる点があった。まず破調。「焦って焦って」を「焦っては」とおさめることで定型を守れないか。もう1つは「海鼠」。死んで店頭に並べられているナマコだとは思うが、海底で蠢いている海鼠かもしれない。字の中にある通り、鼠のような素早い動きをするのかも知れない。お題が「焦る」であるだけに、迷った。
焦っているときほど何も手につかないということで、店頭の動かない海鼠のイメージをもってきたとすれば隠喩として成功している。生きている海鼠でもよい。「日がな海鼠になっている」の魅力に抗えなかった。聊かの迷いを感じながらも秀2に頂く。
秀1を次の句とさせていただく。
日めくりが有無を言わせず減っていく
選評。
実感句。「有無を言わせず」が効いている。紙を剥がすように少しずつ「減っていく」いのちの持ち時間のことを詠っているのだろうか。
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あきにゃんさん
お疲れ様でした。
厳選中の厳選。「日めくりが有無を言わせず減っていく」は力強い句ですね。秀2に「焦る」が二つも入り、秀1ではなし。なかなか芸が細かいですね。
来月またがんばろうと思います。
たかこさま
選評がね、推敲が足りず妙なことになっています。
「飛んで飛んで」とかたまに見かけますね。にゃんは定型を墨守というわけではなく、上5は自由につくることが多いです。ただどうしても定型におさまらないことが条件かな。ではまた~ニャ。
わたしは川柳マガジン以来、あなたの、ほぼ的確な川柳の解釈に感心しております。秀句ばかりでなく気になった句は、どしどし塩辛く選評してください。たいへん勉強になります。(*^^)/。・:*:・°★,。・:*:・°☆ガッツ!
りょーみさすけさま
句の読み方は人によりいろいろ。
「読み」を深めるために、時間をかけてしっかり向き合うこともあれば、直観で採ることもあります。作句も選句も闘い。大会で数百句に向き合うときも、30句位と向き合うときも時間がある限り闘うのがあきにゃん流。ではまた。