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(^O^)/🚢 名草川柳会(第20回勉強会)
2025/2/18(火)
たむらあきこの吟行川柳36句(2013作、『たむらあきこ吟行千句』収載)
…………………………………………………………………………………………………………
 越中八尾《おわら風の盆》36句
確める越中八尾
(えっちゅうやつお)の風の肌
ぼんぼりが灯って喧騒が沈む
ぼんぼりに気分を仕掛けられている
井田川の雨のち曇り風の盆
路地へ出る胡弓の響き風に似る
坂の町を「やらんまいよ」が解きはなつ
風に音色交えて夜を織りすすむ
編み笠は元禄ひらひらと両手
風を隈なく入れ替えてゆく坂の町
繋がってくる元禄が華になる
かつて芸妓の囀り聞いた石畳
編み笠の項
(うなじ)にねっとりと視線
心屈折おたや階段踏みはずす
風のコトバに押されて遊廓にはいる
あの世この世のあはひ
(あわい)にゆび先が残る
直線も曲線もをとこを踊る
どこまでも小粒で石垣の畳語
(じょうご)
石垣だったのか妬心を積んだのか
少し後ろをついてきたのは八尾の灯
忍び道含み笑いをくりかえす
諏訪町本通りを横切った忸怩
(じくじ)
日本の道百選の白い文字
諏訪町の勾配用水の泣き言
11町のコトバをぼんぼりが分つ
西町の格子戸解を探している
禅寺坂のうす暗がりに凭
(よ)っている
原点のわたくしへ積む石垣か
石垣を積みゆくきのうへの回帰
越中おわら節あいまいが風になる
濃く淡く路地へと泣きにくる胡弓
聞名寺
(もんみょうじ)の甍(いらか)に触れているおわら
聞名寺の持論がすこし重くなる
町流し軒下に風吹き溜まる
いっさいは空
(くう)
編み笠に貌がない
灯を点す八尾運命共同体

越中八尾駅のまどろみは昭和


【鑑賞】上記36句を考える。
【実作&添削】互評&添削。(宿題:「 」 つぎの勉強会のはじめに各自1句白板に書いておいてください。)


※➀4月24日から(8月8日迄)の講師の海外吟行について。②その間の勉強について。
➀もう、体調も年齢的にもあとがないということで、この度決心して世界一周のクルーズ船に乗ることになりました。なにぶん100日を超える長旅になるということで、まず体調です。
 すでに『たむらあきこ吟行千句』を数年前に出版しておりますが、この句集ではほとんどが日本国内での吟行。国外はわずかにインドと台湾だけ。吟行というかたちで海外でどれほどの句が詠めるか、これからの勉強にかかっていると思います。
 100日を作句に没頭しようと思っております。下記は『たむらあきこ吟行千句』への松橋帆波先生の書評(読みやすくするため段落を付けさせていただいています)。
…………………………………………………………………………………………………………(川柳マガジン10月号(2023)「句集燦々」より、『たむらあきこ吟行千句』書評。)
 このいまをあがき切ったら過去になる
膨大な過去の伝わり方の上に生まれ、未来における今日を言葉で描く人物を「作家」という。たむらあきこ氏は「作家」である。本作は世紀を超えて人の手に取られる一冊。短詩文芸。韻の文芸、七五調を使わせていただいている文芸。それ以前、それ以後、作家の内在律によって綴られている文芸。膨大な句のオーラ。
 たむら氏の内在律に読者が同調していく過程で、句を読む声がたむら氏となり、身体的存在感が氏と重なってゆく。句となってゆく。彼女が訪れた場所に、訪れたことのない読者が佇む。この感覚にデジャヴはない。即ち、唯一無二の「作家」による一冊。卵割からの歴史をきのうと詠む作者。ぜひ数多の人々に届けたい。
…………………………………………………………………………………………………………  ②3か月分の資料(と宿題)は、なるべく用意してから出発いたします。船上でもネットは使えるようなので、船上から送信させていただくこともあるかと思います。ブログも書くつもりなので、パソコン(スマホでも閲覧できます)のあるかたは目を通していただければありがたく思います。(たむらあきこ)

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⦅3661⦆名草川柳会レクチャー”にコメントをどうぞ

  1. 井口廣司 on 2025年2月22日 at 11:42 AM :

    名草川柳会(第20回勉強会)、お疲れさまでした。

    寒い日が続きますが、長期のクルーズ旅を控えていることですから
    健康にはくれぐれもご留意ください。
    勉強会の前にクルーズ旅について色々と教えてもらいましたが
    100日以上の旅になるとなかなか大変そうで…体力も必要ですかね。

    勉強会では、先生の初期の吟行川柳、越中八尾《おわら風の盆》36句を鑑賞し
    各自がそれそれれの句について思うところを述べた後
    先生にそのときの心情や語彙を詳しく説明してもらいました。
    一つ一つの句が集まり、大きな物語になっていく
    何となく吟行がこういうものかと。
    いかにも分かったようなことを言いますが(笑)

    比喩の大切さと難しさを学んだような。
    言葉に思いを乗せ、意を人に伝える
    なかなか難しいものがありますね。
    独りよがりを捨て、多作と推敲&努力と熱意
    う~ん、気が遠くなりそうな(汗)

    私事ですが、教室で先生に褒めてもらった句を
    川マガに投稿したところ、掲載してもらうことが出来ました。
    ありがとうございました。

  2. たむら あきこ on 2025年2月22日 at 2:04 PM :

    井口廣司さま
    >教室で先生に褒めてもらった句を
    川マガに投稿したところ、掲載してもらうことが出来ました。
    よい句を作っておられるので。
    これからも、いろいろな選者に採っていただけるでしょう。

    多作!!!
    ちょろちょろ詠むのではなく、思いついたことを何も考えずにノートに写し取っていってください。
    あとの推敲で、句は完成してきます。
    推敲に終わりはないほど、厳しいものですが。

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