令和6年8月28日付の朝日新聞から。東京在住の知人が切り抜いて送って下さった。たまには息抜きにこういうのもアリ。“川柳がたり”としている中の一部を抄出すると。
自由な言葉 直感で楽しんで
心のうちを自由に表す川柳には、一見意味が通らなかったり、読み手に不思議な感覚を抱かせたりと、前衛的な表現をする「現代川柳」というジャンルがあります。「未来はきっと火がついたプリクラ」などの句で注目の現代川柳作家、暮田真名さん(26)に、その魅力や言葉への向き合い方を聞きました。
――現代川柳とは何ですか。「朝日川柳」などの時事川柳とだいぶ違います。
「かっちりした定義はありませんが、言葉を、意思疎通という役割から離して使ってみることや、『普通』からこぼれ落ちていこうとするものに目を向けて詠むことが一つの特徴と考えています。それでも五七五という枠組みがあるから、きてれつな表現もできるんです」
――中高時代に短歌と出会い、大学ではサークルにも入ったものの、表現として最終的に選んだのは川柳でした。
「短歌や俳句は学ぶシステムが確立していて、集団の中でより高い評価を目指してがんばるようなところがあり、なじめませんでした。現代川柳は個人が勝手に活動している感じで、自由です」
………
「今は『共感を呼ぶコンテンツ』が人気ですが、共感をベースにした表現をしようとすると、大勢の感情の最大公約数に近くなる。みんな恋愛したことあるからこの気持ちわかるよね、みたいな。でも、私にはピンとこないことが多い。家族のイメージを崩す先ほどの句もそうですが、一般的なものの見方をしない現代川柳は、読み手に『わかるよね?』というプレッシャーを与えてこない。共感を求めてこないところがいいんです」
………
「『私』を詠む短歌をやめたのは、表現に値するものが自分に無いと思ったから。けれど、目にとめて用いた言葉に自分が透けて見えることはあるようです。私の句に対する他人の解釈から、副産物的に自分がわかることもあります」
………
下記は、暮田真名さんの11句。
良い寿司は関節がよく曲がるんだ
いけにえにフリルがあって恥ずかしい
県道のかたちになった犬がくる
観覧車を建てては崩すあたたかさ
銀色の曜日感覚かっこいい
寵愛を受けて現像液のなか
ティーカッププードルにして救世主
賛意って子持ちししゃものことなのか
たてまつる永遠のつきゆび
未来はきっと火がついたプリクラ
コングラチュレーション 寝ない子 コングラチュレーション
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