鴨川吟行21句 (2023/11/9)
刑場に引かれるきみの先の水
川べりの寡黙へ鳥と水の声
生首のうしろを流れ去る時代
曇りへと曇るわたしも河原も
脈々と行きつく先の水ばかり
取り扱い注意わたしも生首も
あれからを性善説が迷いだす
河原のかぜになった生首
やがて六条河原にキリシタンの首
鳴いているのか泣いているのか鳥の声
首あまた行きつく先をながされる
下ろす幕への途中をずっとゆれている
運命をつたえるかぜといる河原
刑場の河原をかぜと遡る
語りつくせぬと泣くのはアオサギか
暗い眼のふいにでてくるさらし首
三条の河原に秋風がとどく
生首へときどき遠く近く 声
声のつづきに将門の首が飛ぶ
記憶たどるように川幅せまくなる
彩色は秋とわたしを研いでいる
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