自己肯定とは、ことば通りありのままの自分を肯定することよね。他者と比較することなく、自分が自分を認め尊重すること。それが生きるちから、ものごとを前に進めるためのちからとなる。
わたしは、「自己肯定感が高い」と言われることがある。「どういうところが?」と聞くと、「自分に自信があって、いまの生活にも満足しているように見える」と。
周囲に対しては、相手のよい面へ目を向ける傾向があり、相手の考えや思いを尊重するといったところはある(と、いちおう自分では思っている)。なにごともまずは肯定的に捉えるため、前向きに見えるのかもしれない。周囲にとくに振り回されることはなく、自由に行動できているとも思われているようだ。
自己変革ということばが流行って?いるようだが、そもそも自分を変える必要があるのだろうかと考えてしまうのね。だれにもある性格の長所短所はそれを判断する人の価値観にもよるだろうし、また表裏一体なので、評価は相手次第なのね。自分を変えるということは、(もし変えることができるとしても)自分が本来持っている良さそのものをも無くしてしまう惧れがある。
ありのままの自分がすべての人から受け入れられることはないだろうが、受け入れてくれる人・場所はかならずあると思うのね。必要なのは、自分を変えることより、むしろそういう人・場所を見つけることかもしれない。どこに行けば自分が受け入れられるのか、無理なく生きていけるのか。人が活かされるかどうかへは、環境のちからが大きい。
理由もなく自己肯定感が低い人は、つねに周囲と自分を比べている。例えば、いつも親からきょうだいと比較され叱られながら育ってきた人。自尊心をくりかえし傷付けられたことが原因で、自己肯定感を持てなくなったのかもしれない。自己否定は自分をさらに傷つけるだけで、なにも生みださない。大切なのはまず、「自分は自分」と自分を認め尊重することである。
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