柳人紹介 (31) 赤池加久さんの20句
授かった孫へ見飽きぬ乳児室
初孫の笑顔泣き顔飛ぶ疲れ
表札に一名増えた字が映える
孫抱いた腕心地よい疲労感
家系図に太い実線血の絆
児と居れば雲が童話になってくる
指切りへ出した幼い手の温み
もみじ手の指切り嘘のない瞳
末っ子はいつも二歳でいてほしい
児のうそは顔にかわいく書いてある
障子戸に指穴残し孫帰る
合格と聞いて一気に開く春
注ぐ程に聞けぬ話も出る無口
吹っ切れぬ迷い写経へ座らせる
不覚にも滑った言葉還らない
入院と聞いて受話器が重くなる
心痛を妻の言葉が解きほぐす
緩い瀬も急流も見た丸い石
父の背な見続けて来た床柱
いま沈む夕日が禅語呼び覚ます
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あきこ 様
いま、あきこさんに選んでいただいた拙吟句集『峰のこだま』の鑑賞20句を
拝読しました。
あきこさんの”温かいお気遣い”がひしひしと心に響く選句です。
有難うございます。
貴重なお時間を割いての選句、心から感謝いたしております。
プリントをしてあきこさんのお顔を想いながら記念に残したいと
思います。ではまた。取り急ぎ先ずはお礼まで。2/15 加久
赤池加久さま
日常の景が目の前に顕ちあがりました。
一見平凡な日常を味わい深く切り取る、それが番傘・本格川柳の神髄ですよね。
生き方・生活と句が渾然一体となっているというか、奇をてらわないところに重みがあると思います。
拙い選句ながら(__)、お孫さんへの愛が滲んでいる句をとくに微笑ましく選ばせていただきました。
では、十月の再会を楽しみに。(^^)/