精神的によりどころとなる人や、こころの通じあう人などがなく、さびしいと感じている人は多いだろう。孤独感とは、だれにでもあるもの。物理的には大勢に囲まれていても、自分の心情が周囲から理解されていない、周囲とこころが通じ合えていないと感じているなら、それは孤独よね。
孤独とそれに伴う孤独感には、自分と他者との関係で捉えたものや、人間の存在そのものから来る孤独感などの視点がある。老年期には交際範囲が縮小するなど、人や社会とのつながりが減少しがち。また病を得て“死”を意識するようになり、より孤独を感じるようにもなるのね。孤独感の感受性というものには個人差があるだろうけれど。
人間の精神性において、孤独は必ずしもネガティブなものという訳ではない。孤独状態にいると自分の存在などについて考えるようになり、それが創造性につながるとも言えるのね。心理学の側面からは昇華と呼ばれ、川柳など文芸における創作活動では、そこから生み出されたすぐれた作品が数多く存在するのね。あきこの創作のテーマの一つも“孤独”。下記は、“孤独”を詠んだ3句。
たましいの凭(よ)るのは月の暈(かさ)あたり
陽だまりの陽を吸うどんよりとひとり
さみしいと書いてよけいにさみしくなる
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