もう長く所属している和歌山文化協会。2008年の文芸まつり(第50回記念文芸まつり)の講評(あきこ)を印刷した紙がでてきた。いま読んでみても、入賞句がなかなかいい。
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第50回記念文芸まつり
<川柳>にご応募くださった皆さんへ
紙面の関係で入賞句の上位三句のみの感想にさせて頂きます。
和歌山市教育委員会賞 西和中一年 土居〇輔
ほたるかなお父さんかな光っている
切々と胸を打たれます。お父さんは亡くなられたのでしょうか。ほたるを見て、ふとお父さんかもしれないと思ったのですね。読む人の心に真っ直ぐに触れてくる、いい句です。
和歌山商工会議所会頭賞 西和中一年 萬﨑〇お
暑い夏北京はもっと熱いかな
今年の夏は猛暑でしたね。気温「暑い」と北京オリンピックの熱気の「熱い」。読みの同じ一字を変えることで巧みに表現できています。この句は時事川柳とも言えますね。
和歌山新報社賞 西和中一年 原山〇輔
祖父の家いつも打たない囲碁を打つ
おじいちゃんのお相手で囲碁を打っているのですね。祖父と作者との温かい交流。おじいちゃんの喜んでいる顔までが浮かんできそうです。
※和歌山文化協会協会賞の作者、作品は次の通りです。
西和中一年 殿山〇子
夏休みぐずぐずするとすぐ終わる
西和中一年 西本〇菜
お母さん電話出る時声変わる
西和中一年 青沼〇太
せみの声ぼくの目覚し時計だよ
西和中一年 船岡〇吾
燃料に使えないかな体脂肪
西和中一年 畑内 〇
夏休み夏の行だと母がいう
西和中一年 森岡 〇
セミよりも早起きしたぞ夏休み
砂山小二年 尾崎〇芽
まっ赤だなミニトマトさんてれてるね
砂山小三年 奥野〇子
どこにいるすがたをかくすさんたさん
砂山小四年 中野〇梨
どうしようしんがっきからけんかする
上五、中七、下五の間を一字空けした句が多かったようです。原則として、川柳は一字空けせずに詰めて書いて下さい。あなたらしさの光る、新鮮な発想の句を来年も期待しています。
〇先生方へ
川柳は原則的に十七音字で詠むことは俳句と同じです。破調もかまいませんが、た
だ、中七と下五を破調にすると据わりの悪い句になりますので、なるべく避けたほうがよいと思います。
川柳で大切なのは人間を詠み込むことです。
行間にはまるすぐには出られない
ある川柳雑誌のジュニア柳壇特選句ですが、夢中になって読み込んでいる様子が手にとるようにわかりますね。
来年の文芸まつりにもご参加を心よりお待ち申し上げております。
児童・生徒の部 川柳選者 たむらあきこ
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