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(*’▽’) 耐久生涯大学 川柳専科
5月14日(土)13:00~14:30

❶【鑑賞】➀川柳塔社元主幹(麻生路郎・西尾栞・橘高薫風・河内天笑)各師の句(別紙)。②先月の集句(別紙)の互選。講師選・添削。合評。

❷【実作】「」「拾う」「 」
句箋使用、句数無制限、講師に提出。(次回互選・講師選)


川柳塔社元主幹(麻生路郎・西尾栞・橘高薫風・河内天笑)各師の句

麻生路郎は1924年、大阪で「川柳雑誌」を創刊。1936年“職業川柳人”を宣言した。川柳を「人の肺腑を衝く十七音字中心の人間陶冶の詩である」と定義付け、川上三太郎、岸本水府、前田雀郎、村田周魚、椙本紋太とともに「川柳六大家」と呼ばれ、先覚的な役割を果たした。多くの後進を育て1965年没。享年77。麻生が創刊した「川柳雑誌」は現在大阪の川柳誌「川柳塔」に引き継がれている。

麻生 路郎
おれに似よおれに似るなと子を思い
寝転べば畳一帖ふさぐのみ
見渡すとユダのこころをみんな持ち
行末はどうあろうとも火の如し

西尾  栞
人恋しひと煩わし波の音
ようきいときやと妹ついでに叱られる

橘高 薫風
人の世や嗚呼にはじまる広辞苑
労働歌蟻が歌えば凄かろう
秋風に傷なきものはなかりけり
恋人の膝は檸檬のまるさかな
胃半分肺半分の湯呑かな
遠き人を北斗の杓で掬わんか
亡母の闇この世は雨が降っています

河内 天笑
フラダンス踊ると君は伎芸天
ゆっくりとしとくなはれと放っとかれ


互選(4月句会の集句を清記したプリントを見て、それぞれが◎〇△で評価、句について意見を述べ合う。)

➀駅の中床をみがいているピアノ ②大ダイコ小ダイコ足並みを合わせ

③タイヤが丸い 踏み込んで前へ ④遠くまで行けますように足磨く

➄温泉につるりつるつる温い肌 ⑥三日月に磨き残しを覗かれる

⑦赤銅の漁師の顔を潮磨く ⑧だんだんと小粒になって砂磨き

⑨何回も磨き心が透けてくる ⑩年毎に過疎化が進む町寂し

⑪ピカピカに床を磨けば心晴れ ⑫太陽がみにくい心に照りつける

⑬目標を見失わずにつき進む ⑭ガムシャラに進むだけしか能がない

⑮にくい奴おのれを磨く糧とする ⑯世の波にもまれ磨かれ一人前

⑰嫌言をといしに変えて我磨く ⑱ドアノブを磨いて友人お出迎え

⑲ドアノブを磨いて無かったことにする ⑳無駄にせぬろうか磨いて生きた日々

21ドアノブを磨いて何事もなく笑ふ 22抑止力効いて侵略止められず

23桃がぷかりおじいさんと話そうか 24地下を掘るどんどん汗をぬぐうのだ

25はいと答える清らかな子の心がけ 26夕焼けが心磨けとささやいた

27つき進むだけで後には戻れない 28IPS細胞試験進めば見えるかも

29相棒と力合わせて立ち向かう 30エンジンの出力あげて波くだく

31軽石で心磨いて空になる 32俺の夢おこない磨き無に帰る

33葉が磨く天窓のあの美しさ 34飛び立ってうでを磨いてまいります

35宮大工磨き抜かれた美の形 36一歩前進めぬ自分もどかしい

37あの頃に戻って進学果たしたい 38食進む進みすぎても困ります

39急にとび上がるとびっくり噴水


講師選・添削(一部)

三日月に磨き残しを覗かれる
⇁月光に磨き残しをのぞかれる

何回も磨き心が透けてくる
⇁磨いているうちに心が透けてくる

○ピカピカに床を磨けば心晴れ

△ガムシャラに進むだけしか能がない

△にくい奴おのれを磨く糧とする
⇁にくい奴わたしを磨く糧とする

ドアノブを磨いて無かったことにする
⇁キスの歯をみがき無かったことにする

無駄にせぬろうか磨いて生きた日々
⇁ムダにせぬ廊下をみがかされた日々

○抑止力効いて侵略止められず

はいと答える清らかな子の心がけ
⇁はいと言う子の清らかさ胸をうつ

夕焼けが心磨けとささやいた
⇁夕焼けに心磨けとささやかれ

相棒と力合わせて立ち向かう
⇁夫婦ですちから合わせて立ち向かう

軽石で心磨いて空になる
⇁書の道でこころみがいて空(くう)を知る

葉が磨く天窓のあの美しさ
⇁葉にみがかれる天窓の美しさ

飛び立ってうでを磨いてまいります
⇁飛び立って自分磨きをいたします

宮大工磨き抜かれた美の形
⇁宮大工磨き抜かれた美に仕上げ

○一歩前進めぬ自分もどかしい
⇁一歩前に進めぬ自分もどかしい

あの頃に戻って進学果たしたい
⇁あの頃に戻り進学果たしたい

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