人が去ったあとに残っているもの、風にかき消されそうなもの。
数知れない魂の軌跡が夜の宇治橋の上にある、星降るように。
窓ガラスに月光がきらっと映った。
会いに出かける時間か、酒神たちに。
記憶の分身、親子とはそういう意味にすぎない。
去ることもまた、記憶の開放にすぎないと言えばあまりに切ないか。
この世の者にも、隠れた者にも、十六夜の月光が明るい。
さわやかな秋風に吹かれていると、このまま石になってしまってもよいと思う。
いつかあなたがこの石の慕わしさに気付いてくれる日のあることを願って。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
小堀邦夫(こほり くにお、1950年9月6日 – )は、日本の神職、作家、詩人。元靖国神社宮司、神宮禰宜、神社本庁参与。
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