蛇腹路 たむらあきこ
長月のくぼみに月はかくれたか
愛しすぎたか疎(うと)まれているらしい
文脈を逸れては悔いも伝わらぬ
音へ戸をあける雨ではない瀬音
川幅をだんだん狭くして生きる
過去がまた糸ひくひとりいる時間
あれからの水をかぞえる指を折る
わたくしのなかに残っている指紋
ゆく末をさがしに入る木下闇(こしたやみ)
蛇腹路じゃばらに過去がひっかかる
(蛇腹路 高野山の伽藍入り口から東塔東側付近までのびる小道)
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蛇腹路 たむらあきこ
長月のくぼみに月はかくれたか
愛しすぎたか疎(うと)まれているらしい
文脈を逸れては悔いも伝わらぬ
音へ戸をあける雨ではない瀬音
川幅をだんだん狭くして生きる
過去がまた糸ひくひとりいる時間
あれからの水をかぞえる指を折る
わたくしのなかに残っている指紋
ゆく末をさがしに入る木下闇(こしたやみ)
蛇腹路じゃばらに過去がひっかかる
(蛇腹路 高野山の伽藍入り口から東塔東側付近までのびる小道)