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※時間がないので、少々急いでまいります先生は昭和元年(大正14年)10月15日生まれ。平成4年の誕生日で66歳になられるのね。入選率は少しずつ高くなり、平均すると5割強というところでしょうか。 

前田咲二遺句集 平成4年』❸
伝記閉じる余韻を壊さないように
大阪弁の毒舌が憎めない
男を誘うような仕草が気に入らぬ
盆がきても普段のように亡母と住み(翠公)
八月がくると九段が熱くなる(翠公)
髪に霜 男の業を舞いつづけ(柳宏子)
津軽三味ひびけば雪が湧いてくる
校歌口ずさめば海が見えてくる(小西幹斉)
腹の子にきかす故郷の童唄(小西幹斉)
5日制 母さん8日制になり(幻四郎)

よくやった銀とくやしい銀がある(雄次郎)
どのページ繰っても日露史は疼く
立ち話の二人がこちら見てやがる
気分屋の女房が酒をついでくれ
近況に別れたわけは書いてない(磯野いさむ)
落城の哀史 女の名を残す(春城武庫坊)
断ち切った絆ひとりの日は疼く(土田欣之)
木犀の匂いへ仏間開け放つ(河内月子)
点滴のように離さぬ本がある(元紀)
神経をなでて汚職の風が吹く

悔いのない人生なんてありますか(中村孤舟)
塩を送った敵に足許すくわれる(中村孤舟)
遠慮はいらん言えといわれて言った悔い
神からいただいた宝のような友
間伐という名で若い樹を殺す
いくつになっても反骨の血で損をする
裁判所の廊下を朗報が走る(磯野いさむ)
相性が良すぎて別居しています
千円札のシワをのばして慈善箱(杉森節子)
波一つ乗り越え一つ大きくなる(河内月子)

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