※時間がないので、少々急いでまいります。平成19年の夏、大阪の展望句会でお声をかけていただいたのが前田咲二先生との初めての出会い。そのときわたしが秀句、先生も秀句を取られました。次にお会いした堺番傘句会でもわたしが秀句2句(だったか?)、先生も秀句を取られたのね。句会の席で『帰りに(瓦版?)同人の皆と一緒に蕎麦を食べに行きませんか』と、紙 (句箋?) に書いてお誘いいただいたのね。(ビックリ、展望句会でもそうでしたが、天下の前田咲二先生からお誘いを受けるなんて、あきこにとっては身に余る光栄!という感じだったのね~(@_@)) その日はご一緒していた柳友に従いてそのあとお手洗いへ寄って少々時間を食い、エレベーターで降りると待っていてくださるはずの先生や同人の皆さんの姿はなかったのね。
帰宅してから、いただいた柳誌の住所(寝屋川市緑が丘の先生のご自宅)にお詫びの電話をかけさせていただいたのです。同郷(和歌山)ということもあり、いろいろと訊かれ、なんと長時間のお話になってしまったのね。
『前田咲二遺句集 平成15年』【43】
美味そうにわたしを皿に盛りつける
戸籍簿にバカな火傷の跡がある
澄む水の泥の深さを知っている
おいどの大きい男に弱い奴はない
たかがおからされどおからという自信
ありのまま撮ると女は喜ばぬ
ウインクの意味がわかってないようだ
カタカナの文化へ辞書を買い替える
ぼくの弱さは妻が一番知っている
バスタオルのままでうろうろせんといて
鼻血も出ないほど下請けをしぼる
目の前の相手を全力で倒す
一歩前へ出た順に発つ特攻機
よく笑う男と約束はしない
よく出来ているなと思うモンタージュ
東京でビンラーディンに似た 男
約束をしたのは酔っていた私
紅白にするかボブサップにするか
金庫にはカネ目のものは入れてない
日本のロケット高所恐怖症
颯爽と歩いて腰に叱られる
コンパクトもケータイも赤 火の女
一歩退くだけで空気がまるくなる
女からスネを蹴られたことがある
梅が咲いている人間が住んでいる
遺言状書いて長生きするつもり
人間に騙されて花咲いている
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たむら あきこ様
おはようございます。前田咲二さんとは大阪に行ったときとか東京番傘、みなと番傘でお会いしたように記憶しています。近寄りがたい偉い先生という感じでした。
何回かに分けて書いてくださり感謝です。
あなたの句集の意味も分かったような気がします。ありがとうございました。
来年もよい年になりますように。
太田 紀伊子さま
前田先生は、大阪に出て川柳を詠み始めたあきこの句を認めてくださった大先生なのね。
瓦版の後継者(会長)として望んでくださったことを、(結局お気持ちには添えなかったけれど)いまも深く感謝しているのです。
読売新聞の「よみうり時事川柳」欄をあきこに任せたかったのね。
「この欄は、最高の川柳家が担当せなならんのや、日本の」と厳しい顔で言っておられました。
亡くなられる一年(?)ほど前に「(読売)新聞社に(後継者として)あんたの名前を書いて届けて(送って?)おくぞ」と念を押されたのですが。
いろいろあって、兼任せねばならない会長になる自信がなくて。
残念でしたが、お断りしてしまったのです。
でも、感謝の気持ちはずっと。
わたしのこれまでの句集に先生のことを詠んでいる句は数句しかないのね。
これからの句集には、たぶんいくつも出てくると思いますが。
関東方面に出かけたときにはお会いする機会があると思います。
どうぞこれからもよろしくお願い申し上げます。(^^)(__)