原この磁石辛い記憶を倍に寄せ 丸山 孔平
不要と思われる「この」「倍に」を省きます。
添辛い記憶ばかりを引き寄せる磁石
原目立つ事内緒にしたいでも洩れる 松田 眞弓
内容的に芯を残して枝葉を切り、まとめます。
添内緒にしたいことほど口の端に上る
原弱点があっていいよと肩たたく 松本 理子
「が」は「も」。助詞を置き換えて句意が明確に伝わるように。
添弱点もあっていいよと肩たたく
参誰にでも弱みはあると肩たたく
原灰になる途中で男くやしがり 古家 康雄
何を「くやしがり」なのかが分からない。
添まだ灰になれないこの世への未練
原癌告知二回目からはショックなし 北野クニオ
二度三度の「癌告知」。受け止め方は状況にもよるのでしょうが。
添あきらめて聞く二回目の癌告知
参癌告知も二度目ショックが弱くなる
原断捨離の手を止め二十歳のラブレター 城戸 幸二
「二十歳の」の扱いがむずかしい。省略すると「ラブレター」が過去のものかどうかが分からなくなる。「古日記」ほどで収めることも一案。
添整理の手止める二十歳のラブレター
参断捨離の手を止め見入る古日記
原今日を生く明日の事は考えず 木村 久則
川柳は口語で詠むのが基本。文語に比べキレが悪く、冗長になりやすい一面があります。定型に収めることがむずかしいときには、破調やむなし。
添明日は明日の風吹くまずは今日生きる
※原=原句、添=添削句、参=参考句
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ご無沙汰です。ブログは拝見しております。
なるほど。成程。勉強になりました。
一歩さま
紙面に限り(1ページ)があり、すべてを添削して載せるわけにはいかないところがつらいところ。
一応は、ほぼすべての句を添削して担当者に送り返しているのですが。
紙面の都合、編集の都合もあり、あとはお任せしています。
いつもご訪問いただき、ありがとうございます。(__)
ではまた。(*^^*)