川柳マガジン掲載は9月号。これから第一回目の推敲。推敲の要は、句も文章もおなじ。どんな句であろうとも手は抜かない。
つぎは〈推敲〉の由来。唐(とう)の詩人賈島(かとう)が、「僧は推(お)す月下の門」を「僧は敲(たた)く月下の門」とすべきかどうかを迷っていた。ロバに乗って考えにふけっていた賈島は、有名な詩人の韓愈(かんゆ)の行列につっこんでしまった。韓愈はその非礼を怒るどころか、「敲く」の方がよいと教えたことからこの語ができた。
わたしは短時間に多数の句を詠むが、そのあとの推敲がたぶんハンパではない。いままでにもっとも長い推敲の時間をかけたのが、『たむらあきこ千句』。収載の千句の推敲にほぼ三年の月日をかけている。
今回から一年間、月々の「川柳クリニック」では、必ずしも五七五の定型への添削ではないということをまず申し上げておきたい。できる限りは定型を心がけるということだが、こだわらず句の内容を第一とさせていただく。わが師・前田咲二先生も泉下でこれを諒とされることだろう。
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