北海道(札幌)吟行40句(2018/7/21~24)
赤い星は外壁の開拓使 (北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎))
常駐のきのうが前をむいている
ネオ・バロック様式もきのうの領域
凛とまではできぬ わたくしに湿地
きのうのことが象徴になっている
火花散り落ちたきのうのやみにいる
きのうの感触も縛っている街路
祭り屋台がずっときのうを売っている
きみのまぼろしにときどき覗かれる
赤れんが庁舎が燃えている 夕日
二重窓から続くきのうのはなし
はんぶんはきのうで身のうちを過(よぎ)る
水辺の時間に立ちどまる 風と
きのうだとしても湿地につながれる
碁盤状街路に夕日裾をひく
東端のテレビ塔からもコトバ
ぎくしゃくと展望台からのひとり
噴水に貌を隠してせまられる
こわばった噴水になる別れ際
直結のきのうへ右往左往する
わたくしの冬囲い まだ先の先
空洞の影を押しだす自動ドア
きのうに生きる屯田兵もわたくしも
風景のドアをでてくるのもきのう
入植後の階段 じゃがいもも玉ねぎも
ライラックもハルニレも遺句集のコトバ
列はまだ二重扉をでてこない
どの穴に詰める 豊平川流域
もうずっとイチョウ並木になっている
冬囲いしておくわたくしの鎖骨
遠くないきのうがそこに立っている
樹冠のボリュームを拾っているところ
高所作業車 夕ぐれのやわらかさ
イチョウ雄木を一回りする
ギンナンの悪臭だったのもあの日
平坦地へとわたくしの水
すべりつづける 斜面のながさ
樹冠共鳴り 風とわたしと
夕ぐれが落ちてくる速さであるく
でくのぼうだとしても産声はあげる
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こんにちは♪
札幌では貴重な吟行前の時間をいただき、ゆっくり話ができて嬉しかったです。
お互い(?)味方より敵の多い川柳行脚ですがめげずに先に行きたいと思います。
9月のふらすこてん句会で京都、10月の川柳塔大会で大阪へ行く予定です。
タイミングが合えばまたお会いしましょう。
お元気で。
月波
月波与生さま
ふらすこてんは今年いっぱいだったかな?(聞いた話なので、まちがっていたらゴメン)
革新から伝統まで、なぎたおす勢いよね~(笑)。
暗~い嫉妬心のようなものから妙なことを言ったり仕掛けてくる人は、それだけで「負けている」のです。
敵とか味方とか、考えたこともありません。
川柳は自分とのたたかいですから、敵は自分だけ。
淡々とやることです、それだけ。 ソレ(*^^*)ダケ~
こんばんは
たむらあきこさんが帰られてから北海道も急に真夏に突入しました。
吟行40句のボリュウームに圧倒されています。好きな句の一部を載せます。
・凛とまではできぬ わたくしに湿地
・こわばった噴水になる別れ際
・きのうに生きる屯田兵もわたくしも
・ライラックもハルニレも遺句集のコトバ
・冬囲いしておくわたくしの鎖骨
またお会いできるのを楽しみにしています。
浪越靖政さま
好きな句を挙げていただいてありがとうございます。
いただいた句集をしっかりと読ませていただいております。
つぎの『吟行千句』出版へは、ほぼ二万句を詠む必要があると考えています。
推敲の途中で消えていく句がどれほどか。
『千句』に続いての長いたたかいに入ります。
ということで、毎月のように全国各地での吟行を入れております。
また近いうちに吟行の続きで北海道にもまいります。
どこかの大会出席をはさみますので、その折に時間があれば川柳のことなどお話を伺いたいものです。
不束者ですが、これからもどうぞよろしく。(__)