和泉式部ゆかりの寺・誠心院 吟行17句 (2018/4/23)
かげろうに誠心院(じょうしんいん)へ導かれ
和泉式部のやがてを拾いあう絵巻
法名は専意 もうひとりの式部
鴨川の時間に雪(すす)がれる墓石
おんなの史跡 風の念仏
宝篋印塔(ほうきょういんとう) 発願(ほつがん)の尼十二人
軒端の梅あたり女房さんざめく
こがらしの果ての浄土へ 配る札
女人往生 式部の称名がつづく
帰依させたのは身のうちのやみだろう
貴船明神神託歌※から滝の音(※奥山にたぎりて落つる瀧つ瀬の玉ちるばかりものな思ひそ)
あくがれいづる魂(たま)か風かと風の中
ふいの気配は誠心院の阿頼耶識
恋しさにきのうの蛍追うほたる
指紋のこされたきのうを剃髪す
ものおもへばざわつく風も瀬の音も
塞がれてやがて直滑降の滝
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