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インド吟行37句(2017/12/2-7)
シヴァ神の結跏趺坐から入(い)る異国
身のうちの満月 シヴァ神に妖気
乗り物は牡牛 コブラを首に巻く
引き摺っているカーストのまどう土
カーストの結んだ石がほどけない
 透明になるまでの遊行期
解脱へは遠く仮面のままにいる
側面の霊性インドなのだろう
霊性を躍らせている 多神教
瘤牛の路地に寝そべる目にも神
聖獣のかたちに瘤が盛ってある
三億三千万の神々やどる牛
 石の階段 いくつもの舌
下りてゆく石 きのうに指をかけながら
 石のきざはし下りて浄める
巻きついたひとつがカルマなのだろう
過去の欠けらを明るくさせる陽が昇る
きみに手向ける花の小かごをのせる水
輪廻転生へ祈りを放つ 河
水に置く花かごあの世までの距離
輪廻転生 きみもきみとは気づかない
ポケットの輪廻 きのうに手を入れる
この世からさがすきのうの影いくつ
偏在のきのう返却されている
ガンジスの舟 ゆたかに水の逆光
うつし身を浸す ヒマラヤ雪解水
雪山ヒマラヤの水曲げて バラナシ
ガンジスの水面に映えている炎
焼かれゆく影はきのうのわたくしか
もたげだす過去へ寝返りばかりうつ
聖水も悼みもかわく火葬場
火葬場のきのうに凭(よ)っている 輪廻
沐浴の河から貌をだす女神
聖水のぬらすガートに陽が陰る
女神ガンガーにきのうを掴まれる
シヴァ神の身体つたって落ちる 明日
瘤牛のコブにもやわらかい陽ざし

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