阪神大震災
平成七年一月十七日午前五時四十六分
阪神大震災
地震瞬時に硝子戸騒ぐ身ぶるいして
本が雪崩れるひと間に老いた母が居る
港神戸は火あぶりの街 敗戦記の続き
不通電話の受話器持つ手に尚余震
画面は被災地たしかに友の棲むあたり
川の向うは地獄図 石と草燃える
電話の先に雲と旅する女がひとり
侘しさを泣く声 地震二タ夜三夜
ペットボトル抱き階段のとげを踏む
しめつける空気受話器を放さずに
死んだひとはぐしやりと途中階に居た
まぼろしに 仔犬少女が歩いている
瓦礫からほどけはじめる「火垂るの墓」
しやがんで見ている十字架の焼野
やせ犬動くいまの命をふるわせて
ひんまがるレール寒くて雨が降る
余震が続く 何度も何度も手足の実感
いちめん焼けて起伏 どれもが散乱する
武人俑ごろり声も立てずに冬眠か
高架道ぐにやりゆがんで むごい仕打ち
坂の町でバラバラになる言葉
金があれば買える焼魚焼おにぎり
火事消せぬ消防車の後ろ姿
ボランティアが掃いてる 猪の絵馬
Loading...

















































こんばんは。30日のしのぶ会お疲れさまでした。
作二郎さんの句の紹介ありがとうございます。
読んでいて体が震えました。
川柳にはこれだけの力が有るんですね。
30日にいただいた遺句集、しっかり読みたいと思います。
松浦英夫さま
これからは故人に直接関わった者が積極的に発信しないといけないと思うのね。
宝物をいただいたと思っています(先日の特選のご褒美♡)。
耳に快いことをおっしゃった方ではないので、敵も多かったのではないかと思うのですが。
川柳に対する真摯な姿勢が伝わっていたからこそ、先日の偲ぶ会にも大勢が集まったのでしょう。
遺された作品を丁寧に読み、また自らも真摯に取り組んでいきたいと思っています。 イッショニ()ガンバロ~