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松山城2松山城3伊予松山城吟行34句(2017/2/18)
大天守が見守る道後きのふけふ
隠門(かくれもん)こっそり聞き耳をたてる
わたくしの穴を匿う隠門
太鼓ひびき太鼓門へと孤をぬける
太鼓櫓(たいこやぐら)の太鼓きのうを打っている
伊予松山城のまえがき関ヶ原
井戸底に眠っているらしいきのう
まぼろしの天守五重へ風が鳴る
門から門へと方形をぬけてゆく
わたくしの独りを狙う鉄砲狭間(てっぽうざま)
隙間にはきのうが意思を込めている
筋鉄門(すじがねもん)の構えは正眼で護る
石落(いしおとし) 石も瞬時を鳥になる
角ばった言い訳をする鉄砲狭間
けふという位置へあなたという寄手(よせて)
天神櫓に蓬髪の神
十間廊下でうしろが生け捕りにされる
渡櫓(わたりやぐら)の幅にきのうを置いてくる
過去ばかり結んで十間の廊下
死屍累々 きのうはもはや変えられぬ
わたくしの搦手(からめて)いつも蹲る
石垣に凭る いまを砦になっている
渡櫓をけふが渡っているらしい
城郭の冷たさきみのふいのつめたさ
サムライの声が残っている天守
大天守の鯱「阿」「吽」にも飽きる
たとえばのはなし引きよせ乾門(いぬいもん)
戸無門(となしもん)うしろに虚無が立っている
戸無門U字屈折降りてゆく
終章へU字屈折戸無門
道後平野に歴史盛衰くりかえす
屏風折(びょうぶおれ)の石垣 引きよせるきのう
いまはだんまりを決め込む屏風折
モノクロを仕舞う松山城夜景
(ときどきの歴史的仮名遣は作句上あえて入れています)

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◆伊予松山城吟行34句(2017/2/18) ”にコメントをどうぞ

  1. 一歩 on 2017年2月24日 at 11:12 AM :

    ご無沙汰です。
    句も素敵ですが、写真もいいてすね。
    はっとする、めずらしい写真も楽しみです。
    今日の松山城も。位置関係、攻めにくさがよくわかりました。

    • たむら あきこ on 2017年2月24日 at 4:34 PM :

      一歩さま
      お久しぶりです。
      詩性川柳なので、川柳塔社の方がそのようにおっしゃって下さるのは嬉しいですね~。
      ありがとうございます。

      松山城はさすが天下の名城。石垣が独特、何度も行ってみたくなるようなところでした。
      吟行ではたくさんの句を詠みかつ歩き回るので、体力がいつまでもつかどうか(笑)。
      これからが闘いだな、と思っています。
      ではまた。 デハ(^^)/マタ~

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