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画像-0098かあさ川柳句会の多くは依然として昔のままである。発表される作品に変化がないのは、変化することに臆病な空気と優れた指導者が居ないからである。唯年数を重ねただけの者が頑固に居座って居て、折角の思いや自由な表現を抑圧しては旧態に引き戻しているからである。私達が文芸の中の川柳を選んだ理由の一つは自由な心、自在の表現があると思ったからである。間違った指導と気付かないで川柳句会が続くとすれば、この上なく不幸なことである。全国的には若い作家の台頭があり優れた作品活動が展開されている。彼等は旧態の川柳を知らないし知ろうとはしない。これからの川柳は、常に新たな展開があって良い。忘れられる者と生き残る者が判然とする。今を分かって欲しいと思っている。(平成21年9月「点鐘」雑唱点鬼簿へんしゅうこうきより)

選者の責任で作品が選ばれる。ならば選者として考えて欲しいのである。内容が悪ければ責任は果たせない。選者は今以上に川柳を思い、良い作品を書くべきだと思う。作品を持たない選者に他人の作品が見える道理がない。そんな偽選者が居る限り川柳は良くならない。

大会参加者の多数を誇るよりも、作品が自己主張されているかを考えるべきである。――川柳にとって多数が安泰とは限らない。小数が生き残れるとは限らない。各々に研鑽して道を拓くしかない。

川柳作品を発表するのは自己主張しているということである。今に生きていることで自己主張は大切なことで充分に責任を果たすことになる。精一杯でなくてはならない。

この先の川柳は新しい「形」に切り取る工夫にある。現実にあるものを形に押し込むのでは内容は知れたもの、感銘は残らない。

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故墨作二郎先生の川柳界に残す言葉‥《かくれんぼ 誰も探しに来てくれぬ》(墨作二郎)”にコメントをどうぞ

  1. 松浦英夫 on 2016年12月25日 at 9:28 AM :

    始めて投稿します。岸和田の松浦英夫です。墨先生とはこの一年余りお話をする機会がありました。先生の句は私には難しいのですが、この1年先生のお人柄に触れることができ、私の大きな財産になりました。あきこさんが書いてくださった先生の教えに少しでも近づけるよう頑張りたいと思います。通夜、ご葬儀には参列できませんが、心からご冥福をお祈りします。

    • たむら あきこ on 2016年12月25日 at 10:45 AM :

      松浦英夫さま
      コメントをありがとうございます。

      先生にお会いすることができて、お互いによかったですよね。
      先生の眼は相手を見通しふだんから舌鋒するどいのですが、心の通じる相手には温かいものでした。
      歯に衣着せぬ、柳人らしい柳人だったと思います。

      いい加減な選が許せなかったのね。
      かなり前ですが、千人もの出席者があった大会で、披講の内容を怒って途中退席されるのをまのあたりにしたことがあります。
      そのときは多くの柳人たちが同様に怒っておられたわけですけれども。
      川柳を愛するがゆえの、行動だったかと思います。

      これから私たちは先生の遺されたことばを噛みしめながら、この道で頑張っていかねばなりません。先生のこころざしは引き継がれていくと思います。

  2. 高杉千歩 on 2016年12月25日 at 3:09 PM :

    墨作二郎様のご冥福を心からお祈り申し上げます。

     お知らせ有難うございました。
     全く、存じませずこのあと、お電話をするつもりでした。
     「点鐘」を送って貰う度にお電話で、近況などお話していましたが、
     七月以降、私自身が左足が動かなくなり「医療の範囲」から「介護の範囲」と
     宣言されケアマネージヤ−さんの日程表に従って、ショートステイ暮らしを続け
     現在に至っています.昨今、落着きまして在宅日も2,3日から1週間になり、
     ボチボチ乍ら,自由な独り暮らしに戻りつつおります.ブログ散歩を始めた所
     でした。50年も昔,句会巡り、ハイキングも楽しみました。同じ歳です。
     
     句集!お目出度うございます。  改めてお喜び申し上げたいと存じます。

     歳晩,何かとご繁忙と存じます。呉々もご自愛下さいませ。
      大変,ご無沙汰しました。 気まぐれですがおつきあいお願い致します。
                                 千歩 拝

    • たむら あきこ on 2016年12月25日 at 4:22 PM :

      高杉千歩さま
      川柳人としての人生の中で、川柳界の状況に警鐘を鳴らし続けてこられたのですね。
      尾藤三柳先生といい、墨作二郎先生といい、おっしゃっていることに相通じるものがあります。
      こころざしの違い、才能の違いということでしょうか、一般の川柳人とはかみ合わないところがあっても、積み上げた作品と業績がものを言っています。
      お二人とも、分かる人には分かる、だから周囲に人も集まるわけで。
      微力ながら先生方のこころざしを受け継いでいきたいと思っています。

      どうかお体を大切に、お元気で長生きなさってくださいね。

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