播州赤穂吟行17句
吉良へはお咎め無しが城内雨にする
篭城か殉死か問うている泪
刃傷の出口をさがす内蔵助
御家再興祈りへ絶望が返る
仇討ちへ向背たしかめる誓紙
巻き添えにできぬと妻へ子へ破線
瑶泉院へ一期の別れ雪の坂
討ち入りに悲壮を添える江戸の雪
義士あんどんどしり内蔵助のかたち
息継ぎ井戸に暫しきのうの真水汲む
花岳寺に鎮まるもののふの美学
花岳寺の義士墓所嗚呼という息
不忠者の柳際立たせてならぬ
四十七士の遺髪長矩公囲む
切腹も叶わぬ足軽の軽さ
本丸御殿跡にきのうが立ちあがる
御殿跡の風が自答を繰りかえす
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