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前月号鑑賞                        たむらあきこ
 本日8月11日。暑さ極まり、ここしばらく日中歩道に人影もない。熱中症にならないよう、できる限り外出は控えている。地球温暖化、異常気象が常態化するのではないかと恐れる。表面的には平和な日本だが、忍び寄るテロ、尖閣問題など国際社会からの暗い影。銃いまの平和がいつまでも保障されるわけではない。 
極東へ近づいて来るテロリスト
  完 司
手を差し伸べてバングラテロで裏切られ 
松山和 代
テロという名の狂気。アラーの神も怒っておられるのではないか。無差別に人を殺すことのどこが宗教なのか。テロを対岸の火事と見ることは最早できない。ダッカテロ犠牲者の邦人7名、政府専用機にて悲痛な帰国。
尖閣のあたりに赤い小蝿ども  咲 二
習近平我がもの顔に法を無視  和 朗
 中国の侵略の戦略は、手始めに近海の東シナ海、南シナ海を領海化しようとしている。すでに南シナ海では臨海国のベトナム、フィリピン、インドネシア、マレーシアを完全無視、サンゴ礁や岩礁を埋め立て、滑走路やビルを建て終わっている。さらに戦闘機の格納庫や潜水艦用の海底基地、海上原発の建設計画を進めている。軍事力に物を言わせたこうした覇権に対して、国際仲裁は中国を断罪したが、習政権は意に介せず計画を続行させている。
EU離脱時計の針は逆回り  和 朗
先見の明リーマン級と言ったよね  眞 行
残留を信じて入れる離脱票  全 澄
 安倍総理は、2008年のサミットではリーマンショックが起きることを予期できず世界恐慌に陥ったと振り返ったうえで、経済指標をもとに未然に防ごうと動いていた。伊勢志摩サミットで配布された資料には「リーマンショック前後の状況に近い」としており、予知能力を見せる結果に。英国で国民投票を行った結果、「情緒と感情」に支えられたポピュリズムの影響か「EU離脱」が決定。離脱はナショナリズムへの逆戻りと言える。投票した国民の一部が後悔しても、後の祭り。
トランプはまるで地上のエルニーニョ  恵津子
 英国の欧州連合(EU)離脱。欧州全域で台頭する民族ナショナリズム。11月のアメリカ大統領選挙で、次期大統領に共和党のドナルド・トランプ氏が選ばれるとその流れはより決定的になるだろう。
最後まで笑顔似合わぬ知事だった  義
あまりにも退庁風景が寒い  信 子
 高額出張費問題などが騒動になって以降も、連日ツイッターで公務報告。それらの投稿に批判コメントが殺到、炎上した。都知事の座を降りたいまもそのままになっているらしい。
十八歳しかと公報読んでいる  登 美
参院選で十八歳がどう響く 松山和 代
ちょっと右向けといわれて右を向く  貞 夫
 十八歳選挙権。共同通信社が実施した10日の参院選の出口調査によると、18、19歳の比例代表の投票先は、自民党が40・0%。安保法を戦争法、自衛隊は人殺しなどと言って戦った野党勢力は参院選惨敗、自民党は単独過半数にあと一議席まで迫った。
リオ五輪ニューヒーローがデビューする  いそこ
メダルより生きて戻れよリオ五輪  一 筒
 6月28日、リオの国際空港の出国ゲートには〈地獄へようこそ〉の横断幕。警察官のストだった。ジカ熱や治安の悪さと、リオ五輪への不安をつのらせた。
パナマ文書に金の臭気が満ちわたる  鈍 甲
 パナマ文書に名前の載っていた政治家にプーチン氏と習氏。国内ではメディアのスポンサー企業が多数。脱税装置であることが明らかなのに、なぜか政権も触れない。厳しく追及しない理由を考えないといけない。

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瓦版前月号(2016年8月号)鑑賞”にコメントをどうぞ

  1. 澁谷 さくら on 2016年9月14日 at 8:35 PM :

    あきこさん こんばんは。おひさしぶりです。
    暑い夏のあいだも、ヒロシマ吟行や各地への句会へ、
    そして編集に選のお仕事にと駆けまわっておられたのですね。
    半年を過ぎてもまだ痛む足、たまには温泉にでもゆっくり浸かりましょう♪
    いつもお疲れさまです。

    8月には尼崎へもいらしたのですね。
    会場のピッコロシアター、わたしのうちはそのすぐ近所なんですよ。
    中学・高校時代はそこで演劇をしました。
    今は歌の発表会の会場として出かけることも多く、なじみ深い場所です。
    道路をはさんだ向かいにあるちょっと広い公園は、愛犬との休日のお散歩コースです。

    瓦版、咲くやこの花賞に参加しているおかげで毎号読ませていただけるようになりました。
    (なかなか入選にはいたりませんが^^;)
    咲くやこの花賞の入選句もそうですが、瓦版のみなさんのするどい切り口の時事吟、
    すごいなあといつも唸らされています。

    あきこさん、お疲れが出ませんように。またおじゃまします♪

    • たむら あきこ on 2016年9月14日 at 9:14 PM :

      澁谷 さくらさま
      こんにちは~。
      時事吟は、少なくとも3つの眼をもって詠みます。
      一方向からしか詠めないのではだめなのね(どこかの党のプロパガンダになってはいないか?など)。
      こういう考え方もあるけれども、こういう見方もできると。そのままを描写(写生)することで、それをどう考えるかは読者にあずけられます。
      瓦版では、従ってどのような方向からの句でも、採ります。

      いい季節になってきました。「咲くやこの花賞」は選者厳選の公明正大な賞ですので、ここで実力をたくわえていただくと、どこの賞にも入ってくることでしょう。
      足が痛むのは仕方がないとして、一応まっすぐに歩ける(?)ようになりました。
      あと5年くらいしか、吟行はできないと思いますので(体力)、時間を惜しんで行けるときには行くという姿勢でいます。
      孤独な闘いですが、一つのカタチを残そうと思っているのですから、やり遂げるつもりです。

      お互いにがんばりましょう。 ガンバ(^^♪ローネン!

      追伸
      私も中学生のときに演劇部。先生から声がかかって、無理やり入れられました。
      どういうわけか、主役。
      むかしは痩せていたので、すこしは可愛かったのかも?
      いまは…、残念なことになっております。 (-_-;)

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