前月号鑑賞 たむらあきこ
我々は見果てぬ夢をみている。白馬に乗った王子様ではないが、政治家に必ず志の高い人が出て、この国のためにきっと粉骨砕身してくれるというような。
雪より白い議員であってほしい 寿 子
夢が夢に過ぎないとだんだん悟ってくる。かつては選良といわれたはずの議員の現実に気付く。この句は一縷の望みを捨てきれていないからこそあえて詠まれたもの。汚職の議員諸氏に猛省を促したいからなのだ。
なんとなく高い支持率安倍総理 晶 平
安倍さんの天狗の鼻も折れそうだ 清
日本経済新聞社とテレビ東京による4月29日~5月1日の世論調査で、内閣支持率は3月の前回調査から7ポイント上昇し53%になった。不支持率は40%で2ポイント上昇した。 熊本地震への政府の対応は「評価する」が53%。国民はテレビ・新聞のほかに、いまはネットなど複数の情報源を持つ。「天狗の鼻」も、この高支持率がある限り折れることはないだろう。
原発の巨大迷路を出られない 誠
原子炉にマッチで軽く火を入れる 一 筒
福島第一原発事故から5年の節目を目前にした3月9日、大津地裁は高浜原発の3、4号機について運転を差し止める仮処分を決定。4号機は再稼働してからわずか3日後の2月29日に変圧器にトラブルが発生、運転は自動停止していた。差し止めで高浜町から再び人が出ていく。つまるところ原発の可否はどうあれ、就職先を探している人々。地震国に原発は誰がどう考えても無理がある。こういう危険物を日本にしょい込ませたのが、中曽根康弘氏。
日本海のたりのたりとしておれぬ 石花菜
核武装したらと日韓を煽る わたる
年々軍事大国として巨大化する中国。もはや誰の言うことも聞くでなく、南シナ海埋め立て進行中。そこへ米国共和党のトランプ氏が日韓両国の「核武装」を煽る。一触即発、核戦争が人類を破滅させる日が来るのも絵空事ではない。トランプ氏は日本が米軍駐留経費の負担を大幅に増額しない場合、撤収もあり得ると言っている。
中韓の歴史教科書嘘ばかり 紘 一
北京語がおばんざいまで買いに来る 和三朗
安全な日本の食を求めて「北京語」がやってくる。なんと、中国人観光客の日本観光のリピート率は80%だそう。ちなみに韓国へは20%。反日教育の申し子である彼らが、素の日本に触れて反省するところはないのだろうか。マナーでは以前から顰蹙を買っている。
迂回路は大金持ちで混んでいる 誠
パナマの法律事務所の内部文書の流出。タックスヘイブンを利用して資産隠しをしていた世界首脳や著名人が、その金額と共に実名入りで暴露された。前代未聞の衝撃的なニュース。いうまでもなくタックスヘイブンは金持ち、権力者などによる暗黙の資産隠し、脱税装置。パナマ文書には誰もが知っている大企業が名を連ねていることからも分かるように、多くはテレビ番組のスポンサーとなっている。自らが不利になるような情報がニュースとして詳しく報道されることがないということだ。
戦死者と呼ばずにすんだ自衛隊 咲 二
おばちゃんは我が子兵士にさせまへん 西川ひろし
自衛隊は災害時に重要な役割を担ってくれている。誰も「我が子」を戦場には送りたくない。どうか平和が続くように。
読み書きソロバンシステム障害ありません ばっは
プロ棋士がコンピューターに土下座する 喜八郎
ロボットがますます活躍する時代がくる。人間の幸福と科学技術の発達と、折り合いをどう付けるかが問題。
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