(川柳塔なら篝火1月号掲載の拙文「十二の窓(1)」を転載)
5・7・5のフィールドは、私たち柳人にとって身体の一部。大変魅力あるものである。川柳は季語もなく、その自由さにおいて無限の可能性を秘めている。このフィールドにこれから柳人として私たちは何を盛っていけばよいのだろうか。
世間一般には残念ながら、川柳は文芸として短歌や俳句の下につくものと思われている。狂句の時代が長かったからだろう。最近は所謂サラリーマン川柳が人口に膾炙。その認識を変えるのは私たち柳人のこれから詠む作品の如何に掛かっていると言ってよい。内容的に堅ければよいというわけではない。まして難解な川柳を詠めばよいということではもちろんない。次は私の句。
触角がきみのさむさをかぎつける
うつし世の隅に背鰭を立てている
文芸にはまず品格がなければならない。私の川柳はずっと心象句と言われてきた。所謂詩性川柳。川柳がまず一行詩であることを大切にしている。一方では時事川柳専門結社「川柳瓦版の会」同人として、社会派の川柳も詠んでいる。
イザナギイザナミの老後はロボットに任す
カフェの水母が可否たたかわす自衛権
時事川柳も、新聞の見出しをなぞっているようではいけない。柳人として独自の切り口が要る。「時事川柳を制する者は川柳を制する」とは読売新聞「よみうり時事川柳」選者、川柳瓦版の会会長前田咲二のことば。柳人はすべからく「私」の川柳と時事川柳の両方を研ぐべきかと考えている。(たむらあきこ)
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ブログを拝見し、川柳マガジン読んで見たいと思いました。
普通の書店でも入手可能でしょうか。
お試しで1冊ということはできますでしょうか。
みどりさま
新葉館出版で聞いてみて下さい。(06-4259-3777 03-3943-6853)
紀伊國屋書店(梅田)に置いてありますが。あと、大会に出席されるとその場で購入できることも。
ファンの多い川柳総合雑誌です。きっと道しるべになってくれると思いますよ。(^o^)