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 これから晩酌。芋焼酎「黒霧島」の湯割りに皿いっぱいのバナナ。どうしてこんな(?)オツマミなのかと言うと。

………………………………

 完司先生には酒の句がたくさんある。下戸の私だが、好きな句をいくつか挙げる。

  酒を飲む店がいっぱいある地球

  ふつかよいだれのせいかとかんがえる

  プラットホームの端のあたりにあるあの世

  誰の世話にもならず斜めに立っている

  虎落笛 空のボトルの口あたり

 少しずつ「お酒」の練習を始めたのもこのような句に触れたから(?)。酒を知らずに川柳は語れない(かも)と。ところが悲しいことに下戸は下戸、句会終了後居酒屋の飲み放題にお付き合いさせていただいても、会費の半分はドブに捨てている(?)ようなものである(泣)。父は酒豪だったので、いまに、と思って練習を積んでいる。

 「プラットホームの端のあたりにあるあの世」。完司先生の句にはときどき「あの世」「この世」が出てくる。

  観覧車ひと回りしてまだこの世

  諦めたとき美しくなるこの世

 このような句に完司先生の川柳の真髄がありはしないか。この世に居ながらこの世を俯瞰する眼。その眼の奥底にはこの世への愛惜とともに諦観がある。毎月座禅を組みに早朝山寺(?)に向かわれるというのもうなずける。

 いまはカラオケばかりのようだが、若い頃は謡曲を嗜まれていたそうで、そういう心の向きを持つかたでもある。ユーモア句を詠まれるが、句は古くから(?)の日本人の心情に寄り添っている。完司先生の背骨には古典的な日本が入り込んでいると思われる。

 完司先生に「バナナしかなけりゃバナナで酒を飲む」という句がある。下記、先生のブログへのコメントといただいた返信の抜粋。バナナで晩酌を続けている理由です(涙)。でも、このごろちょっとおいしいかも。

あきこ2012年5月20日 9:05 PM

くふふ(出た~!?)。あきこはですね、完司先生の句にへんな影響を受けているんですよ~。(困ったこっちゃ)
  バナナしかなけりゃバナナで酒を飲む
って、ありましたよねー。で、バナナの皮を剥くときこれを思い出してついつい黒霧島の湯割りをちびちび。これ、オイシイわけじゃないんです。(涙) ヘンな取り合わせなんですけどねー。

完司2012年5月20日 9:46 PM

バナナしかなけりゃバナナで酒を飲む ← バナナに失礼な句ですが、最近は「バナナさえあればなんぼでも飲める」です。酒の肴のベストワンはバナナ! これホンマ。バナナで酒を飲めるようになったら、本物の飲兵衛。私のトモダチです。

あきこ2012年6月4日 11:05 AM

ところで「バナナしかなけりゃバナナで酒を飲む」の名?句。ほんものの飲兵衛にはバナナは最高のオツマミ、みたいなことを書かれていましたよねー。「そうかあ」と反省して(すぐ反省するんです)、味が分かるまではとずーっと試しているんですが…。味が分からないんかなあ…。

完司2012年6月4日 1:13 PM

バナナを酒の肴にするときは、10ミリほどの厚さにカットして、爪楊枝でチビチビ齧るのがコツです。大きいのをバクっと食うとバナナが勝ってしまって…、しかも、腹も膨れてしまう。

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バナナしかなけりゃバナナで酒を飲む (新家完司)”にコメントをどうぞ

  1. 田辺進水 on 2012年6月20日 at 6:59 AM :

    私も下戸ですが完司さんの句は味(酒の味)があるので教室で使わせていただいています。
    バナナは即効性パワーの源なので登山の時も歩き遍路の時も必需品です。選者になった時は選をする20分前に1本食べるようにしています。

  2. あきこ on 2012年6月20日 at 7:35 AM :

    田辺進水さま
    バナナは美味しいですよねー。黒霧島をいただくときは「極撰」という、このあたりではいちばん高級?なのをツマミにしています。たしかに小さく切っていただくと歯ざわりもあってオイシイかも。あまり熟れていないほうがいいかも、です。そのあたりの薀蓄はまた完司先生に伺いたいと思います。でもねー、この話をしたらだいたいは一笑に付されるんですよねー。あきこは完司先生を信じます!

  3. 完司 on 2012年6月20日 at 8:05 PM :

    うあぉー、ビックリしたなあ、もう~。思いがけないところで自分の名前に出くわすとギョっとなる。
    酒の句ばっかり作っているのじゃ~ありまへ~ん。こんなの、どお~?
      光降る街をみすぼらしく歩く  完司  
    初夏のある日の感慨。だ、けれども、みすぼらしく歩いているのは初夏に限らない。一年、365日! この数日は喉が痛くて静養中。
    今夜は、ちょっと酔っぱらった。いつもは焼酎の湯割り2杯程度でメシでシメ。だ・け・ど、 喉が痛かったので晩酌は清酒に。酒瓶がゴロゴロしている倉庫?物置? で、目に着いた「幻」先日頂戴した広島の銘酒。「冷やしておけばよかったな」と思いながら飲んだ。が、これがメチャうまい。半分で止めるつもりがカラッポ。720ml、ざっと4合?とゆーところ?。
    さて、何を書こうとしてしていたか? あっ、そう、このバナナのカット、そのぐらいの厚みでよろしい。ただし、チビチビ齧ること。

    • あきこ on 2012年6月20日 at 9:13 PM :

      完司さま
      まさか、あきにゃんを下戸だと思って担いでいるのではありますまいね?(だってみんなに笑われるんだもん、橋倉久美子さんだって…)
      うちの会長も「えっっ、完司が? ワハハハハ」でしたもん。
      旨いと言えばウマイ、不味いと言えばマズイ…。
      ほんまにこれが№1?

  4. 橋倉久美子 on 2012年6月20日 at 8:25 PM :

    完司さんに『平成二十年』をいただいた時、柳歩さんにどの句が一番よかったか聞かれ、迷わず「バナナしかなけりゃバナナで酒を飲む」を挙げたら、あきれられてしまいました。どうせ私は酒飲みですよ。
    ただし私は、実際にバナナで酒を飲んだ経験は、幸か不幸かありませんけどね。

    • あきこ on 2012年6月20日 at 9:25 PM :

      橋倉久美子さま
      そーですかぁ…。やはり、というか。
      幸か不幸か…、って「ンなもん旨いはずない」というニュアンスですよねー? う~ん。
      完司先生は意外とマジメだから本気で言っているような気がするんですが…。それにしても「バナナしかなけりゃバナナで酒を飲む」って、ヘンにインパクトありますよね。(あたまに残りますよね)

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