和歌山市は雨。8日の、柳人谷垣郁郎氏の急逝を引きずっている。県外の句会大会に行きだしてまもなく知り合ったのだが、はっきり「この方」と意識したのは、始まってまもなくの川柳グループ草原句会だったか。出句のあと、句会場の外のロビーですこし踏み込んで川柳の話をした。川柳を始めた時期が私とほぼおなじということもそのとき伺ったのだったか。
川柳界の状況(主に選者の問題)を「このままではいけない」と考えておられたことが一致して、そのときから「同志」に近い思いを氏に対して持ち続けてきた。瓦版誌の咲くやこの花賞 にも一度参加していただいている。頭の隅にはいつも「信頼できる方」との思いがあった。気になりながらご無沙汰していた長岡京川柳会句会。氏のあの笑顔が川柳への熱い思いに支えられていたことを思う。まったく大切な方を亡くしてしまった。最後に出席された瓦版句会の10月号のゲラが出来てくる頃、あちこちの柳誌から氏の句を抄出、20句程をまとめてアップさせていただく。
年齢的に、川柳界も崖っぷちかもしれない。隣に座っている柳友がいつ倒れるかもしれない。先日編集会の帰りに会長と氏の話になった。会長も崖っぷちで川柳を闘っておられることはおなじ。「最後の最後まで、読者のためにも選者でいることを手放してはだめ」と申し上げた。笑いながら「選をしながら死ぬかなあ」という言葉を返して下さった。サムライは戦場で死ぬのが本懐。最後まで川柳を手放さないことを私も誓いたい。
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6日に氏から頂いた長岡京川柳会 川柳たけのこ誌123号から
真っすぐな道であなたを見失う 加納美津子 (谷垣郁郎選「雑詠」 秀)
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