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剣道2 川柳マガジン「読者柳壇」の選に数日掛かり切っている。10月1日から選を始めているので、本日で五日間。途中 大阪川柳大会川柳塔まつりを挟んだので、実質三日間といったところか。本日夕方やっとカタチがついてきたので、課題「格安」と雑詠のそれぞれの特選句及び秀一、秀二、秀三の句について選後感想を書きかけている。今回は課題「格安」の方に比較的多くよい句があった。

川柳マガジンクラブ誌上句会の横に、「クラブ誌上句会、それは誌上の格闘技!」という参加者募集のコピーがある。それと毎月の川柳マガジンクラブ誌上句会通信、これはどなたが書いておられるのか知らないが、闘志をそそる歯切れのよい文章。その文章に励まされてがんばっておられる方々も多いことだろう。

まったく、川柳という文芸はいつでもどこでも「闘い」なのである。一句をもって選者と渡り合うスリリングな「闘い」と言ってよい。一句のこころがどれだけ選者のこころに届くか(もちろんテクニックも含めて)、選結果を見ては一喜一憂、没の憂き目に遭ってもまた次回への闘志を掻きたてる。選者はぼやぼやしてはいられないのである。集句に適切な判断で優劣を付けていくのは、選者にとっても全力での闘いというよりほかない。

なぜ川柳が「闘い」なのかということをいま少し付け加えて申し上げる。8月9日の 番傘本社 水府忌句会での俳人坪内稔典氏の講演で伺ったことが参考になった。氏のことばによると〈川柳は一義的、俳句は多義的〉。一義的な川柳は句意をはっきりさせるために句を研ぐことが要求される。対して俳句は「惚けてきたほうがいい句が詠める(?)」、いろいろに解釈できることで句に広がりをもたせられるということらしい。すなわち多義的。そこが柳人にとってはまどろっこしく感じられるところなのかもしれない(ただし俳句も最近は一義的に詠まれている句もあり、川柳に近づいているとか)。川柳と俳句の違いということで、記憶に間違いがなければそういう論旨だった。

結論から言うと、一義的であることが川柳が〈闘いの文芸〉たる所以なのではないかと。一義的であるがゆえに深く句を硏ぐ。私のように数年をかけてどこまでも推敲する姿勢も「川柳」的なのかもしれない。(たむらあきこ)

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