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 亡くなられた方に、申し訳なかったという悔い。そういう悔いをお二人に対して引きずっている。一人は、前田咲二先生。昨年9月27日に亡くなられたのだが、思い返すと8月中旬、お盆のあとだったか(?)、電話をいただいていた。
 「あきにゃんに会いたいなぁ」と仰るので、「(先生に)会いたいけれど、先生の家の近くに喫茶店とかないでしょう。ちょっとむずかしい」とお答えしてしまった。(先生は)歩けないので外に出るのは危ない、とお聞きしていたからである。入院であっという間に足腰が弱られた。かと言ってご自宅まで行かせていただくことには遠慮があったのだ。
 「先生がこうしてほしい、と仰ることなら何でもさせていただきます」とは申し上げたのだが。「祈って(おい)てくれ」と仰るだけだった。結局そのあとお見舞いできないまま翌月亡くなられた。いまにしてその頃の先生の寂しさが痛いほど分かる。申し訳なかった。玄関まででも行かせていただいたらよかった
 9月4日夜にいただいた電話で「体重は(いま)43キロじゃ」と仰るので、「43キロならいいじゃないですか」と(いまから考えるとバカなことを)申し上げると、「(43キロではなくて)34キロじゃ」と弱弱しく答えられた。「赤ちゃんに返るんやな。ビスコを食べてる」とも。
 翌9月5日から(先生の故郷である)熊野川吟行。帰ってからのご報告を状況が分からないことで遠慮しているうちに、9月27日に逝かれたという。せめてご報告の電話をしておけばよかった。後悔二つがいつまで経っても残っている。

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